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自治体の皆さまへ

市長とドンドン語ろう(農水産業版)

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熊本県熊本市

開催日:令和5年7月10日(月)午後1時半~2時40分
会場:熊本市役所 本庁舎5階庁議室

漁業経営の現状や課題などをテーマに、漁業者の皆さんと意見交換を行いました。

・年々、ノリの生産量が減少しており、それに歯止めをかけることが重要と考えている。
対策の一つとして、海水における栄養塩低下の改善のため、ノリの生育に必要な窒素等の栄養素が残るような下水処理を行い、放流してもらいたい。

(市長)本市では、下水処理施設の処理水に含まれる窒素の量をコントロールしており、ノリの養殖時期には、より多くの窒素が有明海に供給されるよう運転管理を実施しております。引き続き、排水基準を守りつつ、ノリ養殖業にも効果的な取り組みを検討してまいります。

・ノリ養殖業を次世代へ継承するため、SNS等を活用した若い世代への情報発信にも力を入れてほしい。

(市長)生産者が質の高いおいしいノリを生産することができた喜びや達成感を広く発信することは、若い世代が水産業に興味を持つきっかけになると考えます。
今後、養殖現場の取材動画を発信する等、若い世代へ水産業の魅力を伝える手法を検討してまいります。

・漁港の浚渫(しゅんせつ)※土砂の受入地が近隣にないため、処分コスト(単価)が上がり、その結果、浚渫量が減少している。熊本市にも土砂受入地の確保をお願いしたい。
※浚渫…漁船の安全な航行を確保するため、漁港内(泊地・航路)に堆積した土砂を掘り、取り除くこと。

(市長)土砂受入地の確保については、現在、県や近隣自治体と連携し、広域的な取り組みを進めており、宇土市において整備に着手しております。今後、本市における土砂の受入可能な候補地の選定・整備も進めてまいります。

※内容は開催日時点のものです。

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