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水辺の動植物園 動植物園だよりvol.60

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熊本県熊本市

◆カピバラ
熊本市(くまもとし)動植物園(どうしょくぶつえん)ではオス3頭(とう)、メス4頭(とう)計(けい)7頭(とう)のカピバラを飼育(しいく)しています。野生(やせい)のカピバラは南(みなみ)アメリカの温暖(おんだん)な地域(ちいき)の水辺(みずべ)に生息(せいそく)しています。ちなみに一緒(いっしょ)に展示(てんじ)しているコンゴウインコは同(おな)じ南(みなみ)アメリカの熱帯雨林(ねったいうりん)に生息(せいそく)しています。
カピバラの性別(せいべつ)の見分(みわ)け方(かた)は、鼻(はな)の上(うえ)にあるモリージョといわれる卵形(たまごがた)の突起物(とっきぶつ)です。これは臭腺(しゅうせん)で、オスはモリージョが目立(めだ)ちますが、メスではほとんど見(み)られません。このモリージョを木(き)などに擦(す)り付(つ)けて自分(じぶん)の縄張(なわば)りをアピールしています。野生(やせい)のカピバラは時速(じそく)50キロメートルで走(はし)ることができるといわれています。また、カピバラは前足(まえあし)に4本(ほん)、後足(うしろあし)に3本(ぼん)、指(ゆび)の間(あいだ)に水(みず)かきがついていて、泳(およ)ぎも潜水(せんすい)も得意(とくい)で、排泄(はいせつ)も水中(すいちゅう)で行(おこな)います。
わたしの推(お)しポイントは、混合展示(こんごうてんじ)しているコンゴウインコの餌(えさ)が落(お)ちてこないか、真下(ました)から虎視眈々(こしたんたん)と狙(ねら)っている時(とき)の顔(かお)です。なんとも言(い)えない表情(ひょうじょう)なのでぜひ見(み)にきてください!

飼育員(しいくいん)坂井 小春

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