メタボリックシンドロームとは日本語で内臓脂肪症候群と言われています。メタボと言われると肥満をイメージしませんか?しかし、単に腹囲が大きいだけではメタボには当てはまりません。
メタボとは、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより心臓病や脳卒中などになりやすい病態を指します。厚生労働省の研究によると、肥満・高血糖・高血圧・中性脂肪のうち3つ以上合併すると冠動脈疾患(心臓病や脳卒中)の発症率は約36倍になると言われています。
冠動脈疾患発症の危険度
(労働省作業関連疾患総合対策研究班の調査より)
●玉名の現状
玉名市は熊本県内14市の中でメタボ該当者が4年連続(労働省作業関連疾患総合対策研究班の調査より)ワースト1位です。
玉名市の男性10人のうち6人はメタボ該当者・メタボ予備群という結果に。(令和3年度特定健診・特定保健指導実施結果集計表より)
メタボを予防することは生活習慣病の予防につながります。生活習慣病は自覚症状がほとんどないまま進行するので、血糖値や血圧、血液検査データなどは健診を受けなければ分かりません。自分の体の中で起こっていることを理解するためにも毎年健診を受けることをお勧めしています。
問合せ:玉名市保健センター
【電話】72-4188
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