地域おこし協力隊 種子島奈里
明けましておめでとうございます!新年、どんなスタートを切りましたか?「挑戦」「ステップアップ」「継続」など、それぞれ目標を掲げていることでしょう。私は今年も、玉名で過ごす皆さんにとって少しでも有益で、一つでも多くの笑顔を生み出せるような情報の発信に努めます!
取材先などで見かけた際には、ぜひ声を掛けてくださいね。本年もどうぞよろしくお願いします。
■旅の楽しみ〝駅弁〟
▽投票によって賞を決める「九州駅弁グランプリ」が毎年開催されていることを、皆さんご存じですか。
現在投票が行われている「第回九州駅弁グランプリ」に、市内から唯一挑戦しているのが岩崎にある「日本料理たがみ」。「山菜寿し」と「山菜とりめし」がエントリーしています。
こだわり素材を使って手間ひまかけて仕込んだ駅弁は、新玉名駅を発着する旅人のお腹と心を満たします。
人気駅弁の誕生は、昭和中期まで遡ります。初代が寿司屋として開業し順調だった経営は、水俣病によって逆風が吹きました。県産魚の人気が低迷し、飲食店を打撃。たがみもこの影響を受けました。「魚を使わない寿司」として発案されたのが「山菜寿し」と「山菜とりめし」です。
田上さんは〝玉名の味〞をたくさんの人に届けるために、新玉名駅の開業当初から弁当を販売し、翌年から駅弁グランプリにエントリー。出品数が最も多かった昨年「山菜とりめし」が準グランプリを受賞しました。
料理長として〝何度食べても飽きない日本料理〞と〝いつ食べても味がブレない駅弁〞を意識しているといいます。
お店に来られるお客さんから直接いただく「美味しい」の声はもちろん、列車の職員を通じて届けられる手紙や料理の感想が励みだと話していました。
◆駅弁は〝日本文化〟の一つで流行のないお土産。地域の味を出せるのが魅力です!
田上富博(たがみとみひろ)さん
岩崎にある「日本料理たがみ」の料理長。早朝の市場で〝旬〟の食材を仕入れ、季節感を大切に懐石料理や会食に腕を振るっています。新玉名駅に卸している駅弁の他に「36ぷらす3」の木曜ルートでは車内食を提供しています。
※「九州駅弁グランプリ」は、弁当についているQRコードから投票できます。
「日本料理たがみ」の駅弁は電車に乗らない方でも新玉名駅内で購入可能です。
投票期間:2024年2月11日(日)まで
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