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「玉名市こども家庭センター」大好きなあなたが笑うとうれしい(4)

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熊本県玉名市

▼たまっ子らんど
玉名市利用者支援専門員 下拂靖世(したばらいやすよ)さん

▽利用者の立場に立って寄り添う
私は、長男が生後2カ月のときに玉名市に引っ越してきました。近くに知り合いがいない状態での初めての育児。孤独を感じていました。そんなとき、子育て支援センターの存在を知り毎日のように通うように。友達も増えて集える場所があることにとても助けられました。2人目の子どもを里帰り出産し、5カ月後に玉名市に戻ったとき「おかえり、待ってたよ」とママ友や大好きな支援センターの先生から温かい言葉を掛けられてとてもうれしかったことを覚えています。そんな私がたまっ子らんどのスタッフになった利用者の立場に立って寄り添うのは8年前。利用者の皆さんと接していると支援センターに通っていたころの自分を思い出します。育児の悩みや孤独感、イライラしたり、泣きたくなったりするお母さんの気持ち。とてもよく分かります。利用者としての当時の気持ちを忘れずにたまっ子らんどを利用する皆さんに寄り添いたいと思っています。話すことで少しでも気持ちが楽になり、帰るときに「ここに来てよかった。楽しかった」と感じてもらえたらそれだけで幸せです。「居心地が良く安心して1人でも来られる。いつでも笑顔で迎えてもらえてどんな悩みでも話せる」たまっ子らんどがそんな場所でありたいとスタッフ一同思っています。また、利用者支援専門員として親子の悩みに寄り添い、必要としている支援を適切な関係機関につなげられるよう各施設、機関と連携をとっています。子育て中の皆さんの役に立てるよう日々、努力していきたいと思っています。

▽今だけの育児時間大切にしてほしい
子どもたちと接していると「子育てをしていたころに戻りたい」と今だからこそ思うことがあります。長男、長女は大きくなり、幼いわが子と一緒に過ごした日々はもう戻ってきません。振り返ると一番幸せな時間でした。育児中のお父さんやお母さんには「ママ、パパ、見たまっ子らんどて!」と子どもがきらきらした瞳で甘えてくる毎日を大切に過ごしてほしいです。今のうちにたくさん抱きしめてほしい。ですが、子どもに対して余裕が持てないときがあることもよく分かります。子育て中のお父さん、お母さんはたくさん話をしに来て、悲しいときやきついときには甘えてほしいと思います。絵本を読んだり、体操したり、季節の遊びをしたり、一緒にたくさんの思い出をつくれたらいいなと思います。

*たまっ子らんどでは、子どもの一時預かりなどを行う「ファミリー・サポート・センター」(通称ファミサポ)も担当。たまっ子らんどに行くと、支援センターの利用も、ファミサポの登録もできます。

▼たまっ子らんど利用者インタビュー
▽ここは、話を受け止めてもらえる場所
野中園花(のなかそのか)さん(33歳、高瀬)
次女 絃汐(いとせ)ちゃん(2カ月)
実家の居酒屋を育休中/4歳、0歳の2児の母
育児で大事にしていることは、あいさつと片付けをさせること。おもちゃを処分する際は子どもと一緒にいるもの、いらないものを話し合って整理しています。

4歳の長女・絆凪(きずな)が1歳になるころにたまっ子らんどを利用するようになりました。当時コロナ禍だったので、外出は心配だったものの「ずっと家にいるより気分転換に出かけたい」と思っていたところ、友人に誘われました。利用を始めてからは毎日のように通い、開所時間中はずっと利用するようになりました。長女が当時一番楽しみにしていたのが、たまっ子で毎週金曜日に行われるお楽しみ会。先生が踊るアンパンマン体操が大好きで一緒に踊っていました。
長女が幼稚園に入園後も、次女を妊娠してからは1人で先生と話をしに来ることも。ここに来る一番の理由は、先生が面白くて楽しいのもありますが、話を受け止めてもらえること。不妊治療を経験して、周りに話しにくいことも先生には相談できました。今では他の利用者とも仲良くなり、いろんな悩み事を話し合えます。「同じように頑張っているお父さんお母さんもいるんだ」と実感できることが、たまっ子らんどの良さの1つだと思います。

▽子ども同士で遊ぶようになりました
堀川(ほりかわ)ほなみさん(34歳、伊倉)
次女 桜湖(さくらこ)ちゃん(1カ月)
専業主婦/4歳、3歳、0歳の3児の母
育児で心掛けていることは、なるべく子どもたちの気持ちを第一に考えること。毎日の成長が見れることが喜びで、子どもの笑顔だけで育児を頑張れます。

4歳の長男・暖斗(はると)が1歳になったころ、いつも自宅や公園で遊んでいたので、同じ年代の子どもとの関わりがないことが心配になり保健センターに尋ねました。そこで教えてもらったのが子育て支援センターです。いざ行くと、暖斗はとても楽しんでくれ、だんだんと子ども同士で遊ぶ姿が見られるように。気づけばたまっ子らんどとルーテルキッズ広場に毎日のように通っていました。
暖斗と長女・結湖(ゆいこ)は年子。2人が幼稚園に入園するまで自宅で保育するのは本当に大変で、記憶にないくらい忙しかったです。ここに来ると先生がどちらか1人と遊んでくれ、とても助けられました。ままごとや絵本などお気に入りのものも多く、2人ともここが大好きでした。次女・桜湖(さくらこ)はまだ遊べませんが、今は私の息抜きとして来ています。先生や利用者の皆さんと子育ての情報交換や雑談をするだけで気持ちがとても軽くなります。室内で安心なうえ、桜湖は家では泣きますが、ここでは刺激も多いからかあまり泣きません。これからも予定のない日は利用したいです。

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