地域おこし協力隊 種子島奈里
玉名で伝承されている「神楽」。石貫地区では、明治22年ごろから毎年秋に神楽を奉納。高齢化と継承者不足により存続が危ぶまれていましたが、平成18年に地元の方たちの理解を得て、女人禁制とされていた伝統神楽に、女子児童たちも舞い手として加わりました。
■伝統神楽の継承に子どもたちが活躍中
笛と太鼓が響く石貫熊野座神社。ここに子どもたちが週に二度集まって、約分間の演目に臨んでいます。今年は初挑戦の4人が加わって、9人。慣れない鈴や紙垂を手に舞う子どもたちに大人が寄り添い、卒業した高校生や大学生が見守っていました。
取材したのは、月初旬。祈念祭と玉名市神楽フェスティバルに向けて、衣装を纏い練習していました。
・鈴の鳴らし方が難しい。本番は緊張すると思うから練習で自信をつけたい!
・ペアと息を合わせてキレ良く舞いたい。観客を魅了するぞ!
・全ての動きに意味があることを知った。昔の人が考えていたことを舞いで表現したい!
・簡単そうに見えてとても難しい。鈴の練習をして完璧に披露するぞ!
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