■新年度の抱負とごあいさつ
地方独立行政法人くまもと県北病院
理事長 山下康行(やましたやすゆき)
くまもと県北病院は公立玉名中央病院(302床)と玉名地域保健医療センター(150床)が合併し、2021年に402床の総合病院として開院し、ことしの3月で早3年となります。この間、県下で最大の56床のコロナ病床を確保し、全力でコロナ患者さんの診療に当たってまいりました。最近では患者数もやや落ち着きを見せるようになっております。
開院後、救急に特に力を入れ、県北地域で最も多い救急患者を受け入れてきました。また、小児の24時間の診療体制を敷いており、多くのお子さまが受診されています。一方、最先端の診療機器も導入し、泌尿器領域のロボット手術(ダビンチ)や多くの癌の手術も行っております。災害医療も当院の得意とするところで、1月には能登半島地震に際して、災害派遣医療チーム(DMAT)を派遣いたしました。さらに、ことしの4月から、検診や高齢化社会に即応した亜急性期医療にも力を入れていきたいと考えております。
皆さまにどのような病院かを知ってきただきたく、市民の皆さまとの交流に努めております。昨年9月には病院フェスタを開催し、院内の最先端の機器を開放したり、さまざまな催し物を行い、4千人以上のご来場がありました。ことしも開催予定ですので、ぜひ、多くの市民の皆さまにお越しいただきたく存じます。また、好評の市民公開講座も継続していく予定です。病院職員一丸となって、市民の皆さまに信頼され、愛される病院を目指していきたいと思いますので、令和6年度も何とぞよろしくお願い申し上げます。
問合せ:地方独立行政法人くまもと県北病院
【電話】73-5000
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