1月31日、熊本テルサで熊本県農業コンクール大会表彰式が開催され、本市から2経営体と1団体が表彰されました。
◆経営体部門 優良賞
栽培品目:ミニトマト
西田光(にしだひかる)さん、西田久美(にしだくみ)さん
サラリーマンを辞め、全く経験の無い農業に転身された西田さん。国の事業を活用し、平成26年にミニトマト農家で1年間研修され、翌年からミニトマトの栽培を開始。日々「収量の最大化」を目標に栽培管理と経営を実践しておられます。地域内では他の若手生産者などと技術を共有し地域の生産レベル向上を図るとともに、スマート農業機器を活用した生育や管理の「見える化」により、反収18トンを達成。さらなる収量アップと品質の向上を目指し、毎年新技術への投資も継続しておられます。
◆新人王部門 優良賞
栽培品目:トマト・ミニトマト・水稲
宇佐仁孝(うさよしたか)さん
ご両親の農業への熱心な取り組みを思い出し、大学卒業後、親元就農の道を選択された宇佐さん。平成28年に就農し、若手農業者で組織する「4Hクラブ」でプロジェクト活動やボランティア活動などに取り組むと同時に、農業経営に関するノウハウやトマトの環境制御技術などを習得。新たにミニトマトを導入し、トマトと作型を分散することで経営安定に取り組まれています。就農当時からの『楽する農業』を目指して、自分に合った栽培技術確立のため日々新たなことにチャレンジし、コスト削減や省力化などを図るとともに、さらなる収量アップを目指されています。
◆地域農力部門 優良賞
栽培品目:水稲・麦・大豆
農事組合法人 野口(組合員56人)代表理事 田口典明(たぐちのりあき)さん
玉名地域における先駆的な組織として岱明町で平成26年に設立された田口組合長率いる「農事組合法人野口」。圃場整備事業を活用した大規模農地の集積をきっかけに、水稲・麦・大豆の土地利用型作物等の効率的な生産を行い、現在では経営面積を121ヘクタールまで拡大。法人設立後は、輸出用米として「やまだわら」の栽培や省力技術として『畝立乾田直播(うねたてかんでんちょくは)』の実証試験、菊池地域との耕畜連携に取り組み、これからも地域内の優良農地のさらなる活用を目指されています。
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