たまな圏域電子図書館では、少し蚊わった本を取り揃えています。
その中から、夏になると出てくる蚊のお話の紹介です。蚊に魅了された3人の女性蚊学者があらゆる角度から蚊について紹介してくれる本
書籍名:「あなたは知らないかもしれないけど、とっても面白い蚊の話」
著者:三條場千寿(さんじょうばちず)・比嘉由紀子(ひがゆきこ)・沢辺京子(さわべきょうこ)
発行所:株式会社山と渓谷社
です。
2014年に東京の代々木公園を中心にデング熱を発症する蚊が発見されたのは記憶に新しいところと思います。一人の学生の発症から広がり108人の感染者が確認されました。その時は、公園内を殺虫剤散布し媒介蚊を駆除しました。ほかにも蚊は、日本脳炎を発症させたり、海外ではマラリアやジカウイルスを媒介したり、またペットにとってはフィラリア感染症に罹患させるということで、蚊に刺されると痒いだけでなく感染症を引き起こすため嫌われています。
現在、日本には110種の蚊が生存しているそうです。その中の34種の蚊のイラストを添え紹介し、なぜ蚊は人を刺すの?なぜ注射は痛いのに蚊に刺されると痛くないの?蚊の羽音はなぜ嫌な音なの?ほか、蚊の成長や蚊によって媒介される感染症の話など3人の蚊学者の研究を多方面にわたり面白詳しく紹介しています。
皆さんも読み進めていくうちに蚊に興味がわいてくるかもしれませんよ。
問合せ:コミュニティ推進課
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