地域おこし協力隊 種子島奈里
9月9日は、語呂合わせで「救急の日」。今月は、玉名消防署を取材して、玉名市の救急搬送の現状を伺いました。その中で、通報や処置も重要ですが〝知って予防すること〟も大切だと強く感じました。救急の日を機会に、みなさんも〝備え〟と〝対応〟を考えてみてください。
◎有明広域消防本部の救急出場 年別比較
◎R5年 救急出動状況
R5年、救急車が出動した8,832件のうち、救急隊が「病院に搬送する必要がない」と判断した〝不搬送〟は1,533件。不搬送であっても、移動や症状の説明に約40分要します。
◎R5年 年齢別搬送人員
全国的に119番通報は、増加しています。有明広域消防本部管内においても、昨年の救急車の出場数はR2年と比較して、28%増えました。
玉名市を管轄する玉名消防署と天水分署は、合わせて3台の救急車を配置しています。少ない台数で命を救うには、本当に必要な人に救急車が手配されなければいけません。そのためには、ひとりひとりが日頃から自分の体や健康状態をよく知って、病気の予防に努めることが最も重要です。また、病気について知識を深めることも大切です。例えば、60代から発症リスクが高まることが分かっている脳卒中など、自分がかかりうる病の症状や原因を知っておくことで、正しい初期対応に繋がります。
・強い痛みを感じる
・ぐったりしている
・目線が合わない
→ためらわず119番通報
・病院に行くべきか、救急車を呼ぶべきか分からない
→迷ったら【電話】#7119
相談時間:毎日 午後7時~午前8時
相談員:看護師
対象者:15歳以上
15歳未満は【電話】#8000
<この記事についてアンケートにご協力ください。>