LGBTQという言葉をご存じでしょうか。L:レズビアン(女性同性愛者)G:ゲイ(男性同性愛者)B:バイセクシャル(両性愛者)T:トランスジェンダー(性自認が出生時に割り当てられた性別と異なる人)Q:クエスチョニング(自らの性が特定の枠に属さない人)という意味です。日本人の3~10%が自分の性別に違和感を持っているそうです。現在は、あらゆる多様性を認め合う社会を目指していますが、まだまだ生きづらさを抱えている人がいらっしゃいます。
もし、あなたが身内や友人などからこのことについて打ち明けられたらどう接しますか?
今回紹介する絵本は、
書籍名:「くまのトーマスは女の子」
作者:ジェシカ・ウォルトン
出版:ポット出版プラス
トランスジェンダーに悩むくまのトーマスとその友達エロールのお話です。くまのトーマス、生まれは男の子。いつも仲良く遊んでいたエロールに思い切って、自分の心は女の子(トランスジェンダー)であることを打ち明けました。エロールは、トーマスの心配をよそに彼が男の子であろうと女の子であろうとありのままのトーマスを受け入れてくれ、これまでと何ら変わらず仲良く遊べる友人であると認めてくれました。人間は、知らず知らずのうちに生まれたときから性別、人種、宗教、思想、学歴といった型にはめ込まれた生活をしています。これからはトーマスとエロールのようにお互いの個性として生き方を理解し、誰もが住みよい社会が構築されるといいですね。
問合せ:コミュニティ推進課
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