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弘法大師線刻画像石幢の覆屋が完成

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熊本県玉名市

11月25日、岱明町鍋にある玉名市指定重要有形文化財「弘法大師線刻画像石幢(こうぼうだいしせんこくがぞうせきどう)」の覆屋(おおいや)完成式が催行されました。この石幢は、総高2メートルの正八角柱で、弘法大師坐像(ざぞう)が各面に11体、合計88体が線刻されています。
所有者である中島誠(なかしままこと)さんの先祖作之丞(さくのじょう)が四国八十八箇所巡礼の際に、阿波国(あわのくに)(現徳島県)からこの石幢を持ち帰り、鍋の洲崎(すざき)に陸揚(りくあ)げ。その後、櫟野(いちの)村(現大牟田市)の石工(いしく)が整備し、文政6年(1823年)に先祖供養のため大乗妙典(だいじょうみょうてん)を奉納し建立したと伝えられています。
風雨などから石幢を保護する覆屋の設置とともに、石幢を敷地奥から道路に面した位置に移設し、参拝しやすくなりました。中島さんは「より多くの人にお参りしてもらいたい」と完成の喜びを語りました。

問合せ:文化課
【電話】75-1136

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