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誰の上にも広がる宇宙(1)

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熊本県玉名市

昨年の大河ドラマ「光る君へ」の舞台は平安時代。月見の文化が始まったとされており、月は物語や和歌の題材にも使われていました。百人一首で月を詠む歌は12首にもわたり、歌人に親しまれていたことが分かります。戦国時代には三日月を模もしたデザインの甲かっちゅう冑を身に付ける武将がいたり、大正時代には天の川を路線になぞらえ銀河鉄道の物語を書く作家が現れたり、日本では古くから月や星を身近に感じ愛めでてきました。
皆さんは「星空観察」「天体観測」と聞いて、街明かりの少ない高原やどこかの天文台を思い浮かべるかもしれません。実は、そんな特別な場所でなくても、楽しめる場所や機会が玉名にはあります。今月号では、星を楽しむ人や語る人、星を楽しめるスポットなどをご紹介します。

■玉名で星を楽しむ人々~公民館講座「ほしぞらウォッチング」博物館体験学習「星空観察会」~
9月13日に文化センターで開催した公民館講座と10月12日に博物館こころピアで開催した体験学習の様子をご紹介します。

□小松田恵(こまつだめぐみ)さん(築山小学校3年、築山)
講座の参加は?
⇒初めてです。公民館講座のチラシを見て「お月様が見たい」と親子で参加しました。
参加してみての感想は?
⇒実際に望遠鏡で見たお月様はでこぼこしていました。四十九池神社(築地)で開催された観察会でも望遠鏡で星を見た経験があります。
好きな星は?
⇒おうし座です。

□小路太雅(しょうじたいが)さん(鍋小学校1年)、朱美(あけみ)さん(鍋)
講座の参加は?
⇒4回目。(太雅さん)流れ星に願い事をしたくて参加しました。(朱美さん)テレビ番組の特集で地球が天の川銀河の中の1つだと知ったことが星を好きになったきっかけ。子どもにも星を好きになってほしいと思い一緒に参加しています。
参加してみての感想は?
⇒(太雅さん)流れ星は見られなかったけれど、お月様はバナナみたいに黄色かったです。
好きな星は?
⇒(太雅さん)流れ星です!

□山下朋那(やましたともな)さん(大浜小学校5年)、綾斗(あやと)さん(大浜)
講座の参加は?
⇒(朋那さん)初めて。土星を見に来ました。
参加した理由や感想は?
⇒(朋那さん)理科の授業で星が気になるようになったことがきっかけです。(綾斗さん)お兄ちゃんと星を見られて楽しいです。(母)子どもが星を見ながらだとたくさん話してくれるので星が好きなのではないかと思い一緒に参加しました。
好きな星は?
⇒(朋那さん)はくちょう座のデネブという星です。

□望遠鏡をのぞいた先で出会うのは―
「わあ!土星って本当にこんな形なんだ!」「光って動くのは飛行機かな?衛星も見えるらしいよ!」とあちらこちらで声が上がる星空観察会。複数台の望遠鏡に大勢の親子が集まり、月や土星を観察しました。空を指さし「あれかな?」「これだよ!」と同じ星を探す姿は、地球という宇宙船に乗り一緒に旅をする乗組員のようで、子どもたちは星以外にも新しい出会いを得たようです。

□2025年天文現象カレンダー
2025年に楽しめる天文イベントをご紹介します。

参照:国立天文台「ほしぞら情報2025」より抜粋

((2)へ続く)

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