■神社の伝統的祭事
玉東町内の神社の多くは11月に祭りが行われます。各神社で祀られている神様にその年の豊穣を感謝し、お祓いをしたり、お供え物を捧げたりと様々な形で儀式を実施しています。
今年は宇都宮神社が勧請(かんじょう)(※)から1300年を迎えました。宇都宮神社は当初「春日神社」という名前でした。のちに南北朝の戦いで戦死した宇都宮隆房を懐良親王が祀り、戦国時代に黒田氏との抗争で謀殺(ぼうさつ)された宇都宮朝房を加藤清正が祀ったことから、宇都宮神社と呼ばれています。毎年11月19日に祭事が実施され、お祓いや音楽などが催されます。また今年は同日に行われる山北八幡宮の例祭で、コロナ禍以降短縮していた祭事を例年通り実施し、神前で神楽を舞い、神輿を担いで神幸行列を作ります。
玉東町では古くからの伝統行事が町民によって代々守られ、執り行われ続けています。
※勧請(かんじょう)…神様の分霊を別の地に移すこと。宇都宮神社は養老7年(723年)に「大和国春日神社」から勧請したとされているが、時期については諸説ある。
▽11月に実施される町内神社の祭日
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