■第23回市民公開講座
自宅でできるスキンケア~健康な皮膚を保つために~
今回の講座では、冬に向けて空気や皮膚も乾燥するため、スキンケアを題材と致しました。このテーマのためか、特に女性の人に興味を持って頂き、連休の中日にもかかわらず多数のご参加を頂きました。ありがとうございました。
人間の皮膚は年をとるにつれ、乾燥しもろくなり、破れやすくなります。しわやシミなども増え、その主な原因は加齢と長期間の紫外線の照射と言われています。健康な皮膚を保つために、日々スキンケア(洗浄・保湿・保護)を行う必要があります。
皮膚の洗浄はできるだけ皮膚をこすらず、刺激を与えないように行います。特に皮膚の乾燥が目立つときは、泡で皮膚をなでるように洗うと効果的です。また熱いお湯に長時間つかると、皮脂膜が落ち皮膚のバリア機能の低下につながります。
保湿剤はその形状や成分によって効果が異なります。肌に水分を与えるものや、油性の膜を作り肌に水分を閉じ込めるものなどがあります。これからの時期、皮膚の乾燥は強くなります。水仕事や入浴後、寝る前などしっかりと保湿剤を塗ってください。
紫外線から皮膚を保護するために、日傘や手袋の着用、日焼け止めの塗布があります。これらのスキンケアは簡単に自宅で継続できます。健康な皮膚を保つために、皆さんも実践されてはいかがでしょうか。
今後も市民公開講座では、いろいろな分野の医療スタッフが講師となり、皆様の健康や生活に関する情報を発信する予定です。ぜひご参加ください。
くまもと県北病院
皮膚・排泄ケア特定認定看護師
日田さやか
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