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自治体の皆さまへ

新庁舎完成 多様な人々が交流するまちづくりの基盤に

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熊本県玉東町

新年、明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、穏やかで希望に満ちた年始をお迎えのこととお喜び申し上げます。昨年も町政に対する暖かいご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで、4年ぶりに行事や会合が開催され、顔を合わせて話すことの有り難さを実感された方も多いと思います。いまだ様々な感染症が流行しておりますが、ワクチン接種の継続実施に加え、皆さまが健康第一で過ごしていただけるよう、心身の健康を守る施策に本年も重点的に取り組んで参りたいと思います。
さて、辰年は万物が整う年。そのような年に町では三つの主要整備事業が完成いたします。
一つ目は史跡西南戦争遺跡・半高山公園整備事業(山頂部分)です。町を一望できる展望デッキを設け、新たな憩いの場、学習の場を創出するもので、今後も西南戦争後150年に向けて町内一円に広がる史跡の整備を順次行っていく予定です。
二つ目が木葉駅バリアフリー化事業です。町の玄関口である木葉駅において、高齢者、障がい者、ベビーカー利用者などの駅利用に不便が生じている現状を改善するため、JRのご協力も得ながらエレベーターなどを設置するもので、3月末には完成予定となっております。
そして、三つ目が役場新庁舎建設事業です。本年3月末に竣工し、5月より新庁舎における業務を開始いたします。3階建てとなる新庁舎は2、3階に行政機能、1階に民間テナント受け入れスペースを配置し、全ての階に交流スペースを設けるなどの工夫により「寄りやすい」庁舎としております。また、この新庁舎建設を契機として「保健こども課」を新設し、この町で安心して子どもを産み、育てることができる環境整備をさらに充実させて参ります。
これらの整備事業は、施設を利用する人が限られることなく、多様な人々が交流することで、より良い玉東町を創り出すための基盤作りです。多くの皆さまにご利用いただき、玉東町で生まれ、育ち、働き、住んで良かったと思っていただけるよう、今後も町民の皆さまに寄り添ったまちづくりを行って参りますので、ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
結びに、本年も皆さまにとって明るく輝かしい年になりますことを祈念いたしまして新年のご挨拶といたします。

玉東町長 前田 移津行

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