男女の賃金格差とは、男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準のことをいいます。
国内の男女間賃金格差は長期的に見ると縮小傾向にあり、令和6年の男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準は74.8となっています。諸外国と比較すると、我が国の男女間賃金格差は国際的に見て大きい状況です。
玉東町役場においての令和5年度の格差は、常勤職員で89.68%。非常勤職員で80.02%、全体で86.96%となっています。常勤職員においては女性管理職の不在、非常勤職員においては女性の短時間勤務労働者が多いことから差が生じていると考えられます。
女性が短時間勤務を選択する背景の一つには、家庭内における家事分担の偏りがあると考えられ、固定的性別役割分担意識(※)があらわれているといってもよいでしょう。
賃金格差は貧困問題にも直結してくることから、社会全体で改善していかなければいけない課題の一つです。
(※)個人の能力や資質とは関係なく、「男は仕事」「女は家庭」などと性別だけで役割を押し付ける考え方のこと。
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