■玉東に伝わる弘法大師伝説
平安時代の僧、弘法大師(空海)は真言宗を広めたことで有名な人物です。弘法大師の伝説は、九州から東北まで日本全国に存在し、玉東町にも不思議な伝説が残っています。今回は玉東町の弘法大師伝説を紹介します。
その昔、西安寺に弘法大師が立ち寄って「お茶をください」と求めた際、寺の小僧は「お茶はないがお湯はある」とお茶を与えませんでした。その時外出から戻った和尚が寺の門に、「この寺は長くは続かないだろう」という趣旨の歌が書かれていたのを見つけ、その後西安寺は火事に遭ったといわれています。
一方、年の神では、弘法大師が通りかかったとき、なっぱを洗っていた村人に「それをください」と求めましたが、村人は断ってしまいます。弘法大師は「なっぱのできる十月に水が出ないようにしてやる」と告げられたそうです。今年の冬は水が少なくなっている様でしたが伝説は本当なのでしょうか…?
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