清岳こう文庫からおすすめの詩人を紹介します
◆柴田三吉
東京の下町で、長く職人として生活してきた人の詩篇。その言葉は手堅く、その思いは温かな広がりを持っています。いい仕事をして来たであろう人柄がしのばれる詩篇でもあります。
▽推薦詩篇
・「椎の木林」「やがて沸騰し」「ソウルの地下鉄」『旅の文法』
◆島田陽子
大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」を作詞した詩人。また『大阪ことばあそび歌』の詩人としても忘れ難い、素晴らしい仕事を残したものだと折にふれ思い出す詩人です。その詩篇には、大阪ことばのしたたかさ、しなやかさ、しゃれが生き生きと掬いとられ、読む者をほっこりさせます。詩の理想形の一つと感服しています。
▽推薦詩篇
・「あすなろう」「としより」『じいさん ばあさん』編集工房ノア
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