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知ってる?玉東の歴史[21]

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熊本県玉東町

■第一次世界大戦と玉東町民
第一次世界大戦は、セルビア人の青年がオーストリア皇太子を暗殺したサラエボ事件を機にセルビアとオーストリアが対立し、ロシア、ドイツ、フランス、イギリスなどの周辺国が次々に参戦し、同盟国や植民地など世界中を巻き込んで起こった戦争です。この戦争では、ヨーロッパを中心に未曾有(みぞう)の戦死者を出し、国が荒廃し、ロシアやドイツといった帝国が次々に崩壊するなど、悲惨な結果を招きました。
当時の日本も同盟国イギリスからの要請で軍を中国とヨーロッパに派遣しており、玉東町からも出征した人がいました。高月官軍墓地のそばに立つ慰霊塔には近代戦争における玉東町の戦没者の名前が刻まれ、その中に坂村嘉久馬という名前があります。この人物は地中海での戦いで戦死し、当時原倉で盛大に村葬が行われました。この戦争は、遠い国の出来事ではありましたが、決して他人事ではなかったのです。

玉東の歴史[21]をもちまして玉東の歴史は休載とさせていただきます。

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