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詩を楽しもう 清岳こう

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熊本県玉東町

清岳こう文庫からおすすめの詩人を紹介します

■新川和江
教科書でよくお目にかかる、世界的にも著名な詩人です。何といっても、初期詩篇「私を束ねないでください」は多くの人に親しまれてきました。七十歳を過ぎる頃は、「神様がどもるように」(シュベルヴィエル)書きたいと念じていました。自分の詩を歌ってもらう時も、「なるべく上手でない人に歌ってもらいたい。」と注文をつけていました。自然に発せられる声を、大地から湧き出る詩を書き留めることに専念したかったのだと思います。自作詩朗読の時には、原稿にびっしり赤線を引いて臨む、凄まじい努力の人でもありました。文学に対してまことに貪欲な人でした。また、児童詩にも力を注いだ詩人でした。

▽推薦詩篇
・「せりせりとおまへの茎を」 『ひきわり麦抄』花神社
・「いつかあけぼのの光の中で」 『潮の庭から』花神社
・「いかなる闇に」 『はたはたと頁がめくれ』花神社
・「ときどき自分が…」 『記憶する水』思潮社
・「睡りよ」「白い短冊」 『ブック・エンド』思潮社

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