これまでの課題を解消したまちづくりの実行拠点が誕生
■新体制でのスタート
令和6年5月7日、保健こども課を新設した新たな体制で玉東町役場の業務がスタートしました。
およそ1年の工事期間を経て完成した新庁舎は、旧庁舎での課題であった「狭い」「暗い」「災害に弱い」「バリアフリー非対応」「エネルギー効率が悪い」「なんだか寄りにくい」という課題の全てを解消する造りとなっています。
■多くの利点を持つ新庁舎
新庁舎は、来庁者スペースおよび執務スペースにゆとりを持たせ、建物の南側には省エネ効率を考慮しながら自然光を取り入れる複層ガラスの採光窓を設けています。
建物構造は様々な災害に強い鉄筋コンクリート造りで、大規模災害に対応できるよう大会議室や非常用発電機を備えています。
旧庁舎での課題であった段差をなくし、エレベーターを備えました。
また、各所に省エネ部材を多く取り入れ、屋上の全面に太陽光発電パネルを設けるなどの工夫により、省エネと創エネで100%の電力を賄うことができるとされる『ZEB』庁舎に認証されました。これは町役場では日本初の快挙であり、これまでの非効率庁舎からの大転換を達成しています。
そして、新庁舎は1階を民間テナント受入スペースとし、1階から3階の各階に「あるまちスペース」と名付けた来庁者が憩い交流する場を設けました。「あるまち」とは玉東町史にも記載がある昔の玉東の言葉で「皆(みな)」を意味しますが、これらの工夫により、末永く町民に親しまれる「寄りやすい庁舎」を目指しています。
▽新庁舎落成式
令和6年5月1日、新庁舎の完成に伴い落成式が挙行されました。式には衆議院議員の西野太亮様、熊本県町村会副会長(高森町長)の草村大成様、近隣の市町長や議長といった町外の来賓に多く参加をいただきました。
町内からは議会議員や行政区長、各団体の長などが参加しました。
前田町長は式辞で「機能的な執務への転換による業務効率向上効果や新庁舎完成に伴い創設した保健こども課の設置効果などを存分に発揮し、必ずや行政サービスを向上させていくことをお誓いいたします」と述べました。
式では、町長から施工業者への感謝状贈呈が行われ、最後にくす玉割りが行われました。
▽新庁舎開庁式
令和6年5月7日、新庁舎での業務開始の日に新庁舎の大会議室で開庁式が行われました。開庁式には町職員が参加し、意を新たに町民のため、気を引き締めて業務に取り組むことと述べられました。
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