■たくさんのご来場ありがとうございました。
7月20日の市民公開講座では、たくさんのご来場ありがとうございました。
今回の講座では歩行や排泄、食事に更衣動作など、身の回り動作を行いやすくするために使う道具である「福祉用具」についてのお話をさせて頂きました。
福祉用具には杖や歩行器、手すりなどがあります。さらに、それぞれ多種多様なものに分類されます。例えば、歩行を助ける代表的な道具である「杖」があります。
今、頭の中で「杖」を思い浮かべて下さい。どんなものをイメージしましたか?
ほとんどの人は、取っ手のついた棒の様な杖を思い浮かべたでしょうか。
しかし杖一つにしても一般的な1本杖に、足が複数に分かれている多脚杖、脇に挟んで使う松葉杖など多くの種類があり、それぞれ使い方や使用するのに適した場所があります。
ものによっては誤った使い方や適さない場所で使用することで、歩行の助けにならないどころか、かえって転倒のリスクを高めてしまったりすることもあります。
福祉用具は我々の身近にたくさんあり、日常に溶け込んでいますが、意外と間違った使い方や選び方をしていることも珍しくありません。
今回の市民公開講座では「福祉用具」の中でも、皆さんの身近にある杖や歩行器、段差の昇り降りに使用する手すりなどの道具に焦点をあてて、実演を交えながらお話しさせて頂きました。
講座を通して、ご来場頂いた皆さんの日々の生活がちょっぴり快適なものになっていれば幸いです。
くまもと県北病院 リハビリテーション技術科
理学療法士 川野真寿
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