文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集「梅雨本番 私たちにできることは」(2)

5/33

熊本県球磨村

■〔公助〕必要な備えをしておきましょう
災害に備えるための支援を行います

◇必要な備品の整備
村が避難所に指定している公民館などに対する必要な備品の整備を行います。

◇水災補償の保険料の一部助成
令和2年7月豪雨災害を受け、住民・行政・企業などの関係者が協働して、水害を軽減する「流域治水」を推進しています。洪水発生後に住宅・生活を早期に再建できるよう、水災補償に係る保険に加入するなどして災害に備えましょう。
申請方法:交付申請書、個人情報調査同意書、保険証書の写し、建物を所有している証明の写しを総務課へ提出してください。
補助額:保険料(年額)×1/5(上限1万円)

■〔共助〕自分たちの地区は自分たちで守る
自主防災組織について紹介します

◇自主防災組織とは
球磨村自主防災活動支援事業実施要項に基づき、提出された地区防災計画および日頃の防災活動などを審査し、球磨村長が自主防災組織として認可した組織です。現在、村内では18地区の自主防災組織が認定されています。
地域活動の延長と捉え、「自分たちの地域は自分たちで守る」という観点から、住民主導により避難路および避難場所の確認、個人の準備など防災について意識を高めてもらうことを目的とし、災害による被害を予防し、軽減するための活動を行う組織です。


認定自主防災組織の状況(6月1日現在)

■〔共助〕行動を振り返り、次に生かす
令和2年7月豪雨以来のレベル5緊急安全確保が発表された昨年度。避難の呼びかけと実態などを振り返ります。

◇令和4年度の振り返り

◇台風14号における避難の呼びかけと実態

・指定緊急避難場所への総避難者数155人のうち明るいうちに避難した人は118人(76%)であった。
・18日午後11時13分に、球磨川の氾濫危険情報を防災無線放送したが、既に132人(85%)が避難を完了していた。
・19日午前1時30分に、緊急安全確保を発令したが、既に149人(96%)が避難を完了していた。
・上記のほか、16世帯24人が公民館などに自主避難した。

4月18日に球磨村村民防災ブロック会議を行い、約120人が参加し、住民の皆さんが地区の現状や課題について共有し、「梅雨期までに何をどのようにすべきか」を考え、話し合いました。そこで、出された意見をまとめています。

■渡地域
・防災に関する知識の共有
・防犯グッズの確認(何をどのくらい用意するのか)
→保存食や飲料水などの確認
・危険箇所の確認
・避難するタイミングの確認
→班内で講習会などの実施、マイタイムラインの再確認、避難開始の目安を決めておく
・要支援者を誰が避難させるか決めておく
→リストアップや連絡網の確認
・避難所、避難経路の確認

■一勝地地域
・避難方法の確認
→避難所や避難経路の確認、排水溝の整備、危険箇所の確認と共有
・隣近所の確認
→地区内の見回り、日頃から連絡を密にする
・高齢者や一人暮らしの人への声掛け
・発電機の点検
・飲料水の備蓄
・防災無線の音量や電池の確認
・連絡網の作成

■中園川地域
・備蓄品について
→食料や水の確保、電池の入れ替えと備蓄、燃料の確保、土嚢の準備、発電機の試運転、スコップやロープなどの備品を揃える
・共有備品の確認
→情報入手手段(ラジオなど)の確認、AEDがある場所の共有
・危険箇所の確認
・避難経路の確認
・高齢者や要救助者の把握
・防災無線の使い方の勉強会

■三ヶ浦地域
・危険箇所の点検
→危険な場所やハザードマップの再確認
・避難路の確保
・道路のひび割れなどの点検
・備蓄品の確認
→点検と購入、土嚢の確認、発電機など月1回の点検、食料や水の備蓄
・要支援者の確認や救護訓練
・避難訓練の開催
・防災無線の点検と操作方法の確認

■神瀬・大瀬地域
・球磨川ネットワークの活用
・住民の把握と世帯員の確認
・備蓄品について
→備蓄品の点検、停電時の非常灯の設置、各地区ごとに発電機を配備、懐中電灯を集会所と班長宅、乗光寺に配置
・防災マップで危険箇所の確認
・避難所まで遠いため、各地区で安全な場所を確認しておく
・自主避難時期を検討

災害はいつ、どのようなタイミングで起こるか分かりません。被害を少なくするためには、地域で協力して災害に備えることが重要となります。自分の身は自分で守ることができるよう、いざという時の備えをいま一度見直してみましょう。

問い合わせ:総務課 防災係
【電話】32-1138

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU