人権の広場

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■9月15日は何の日でしょう?
少し先の話ですが、答えは「老人の日」です。以前は「敬老の日」とされていましたが、違いは何でしょうか。
「敬老の日」は「老人を敬愛し長寿を祝う日」で、国民の祝日に関する法律の改正(2003年)により9月第3月曜日に設定されています。
「老人の日」は、2001年の老人福祉法の改正により9月15日に制定され、「国民が老人福祉についての関心や理解を深めること」「高齢者が自身の生活向上に努めるよう促すこと」などを目的としています。また、9月15日～9月21日までを老人週間としています。

■「高齢者はこうあるべき」と決めつけていませんか?
高齢者であっても、働いたり地域活動などに参加したりする人も多く、ライフスタイルや価値観も様々です。高齢者に対する決めつけた考え方や接し方は差別につながります。
また、認知症に対する誤った理解や偏見が見られます。認知症は、脳の病気が原因で起こります。記憶障がいなどの症状が現れますが、「何もわからなくなる」「何もできなくなる」ことではありません。不安や苦しみを最も感じているのは本人であり、本人の尊厳が守られ、安心して生活するための支援が求められます。
加齢に伴う衰えは、誰もが避けることはできません。誰もが最後まで人としての尊厳を全うしたいと願っています。高齢者一人一人の生き方や考え方が尊重される家庭、地域、職場などを増やしていきましょう。
参考：内閣府ホームページ
熊本県人権同和政策課「人権研修テキスト(人権全般編)」

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