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特集 令和2年7月豪雨災害から3年(1)

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熊本県球磨村

■あの日から3年ー 私たちは前へ進んでいく
7月4日、球磨川の氾濫や土石流被害を受け、多くの村民の尊い命と財産を奪った令和2年7月豪雨災害から3年が経過しました。
村では、復興計画に基づき、被災された方々の生活再建支援やさまざまな復旧・復興事業に取り組んでいます。7月には、一勝地の災害公営住宅が完成し入居が開始されました。また、神瀬地区の宅地かさ上げ工事が開始されるなど、村の様子も変化し続けています。
今月号では、災害から4年目を迎えるにあたり、現在行っている主な復旧・復興事業の現状と今後の見通しについてお知らせします。また、発災後からの様子を写真と共に振り返りながら、村民の皆さんに「球磨村の未来について」と題し、いただいたコメントを掲載しています。
災害を忘れることなく記憶に残し、後世に語り継いでいきましょう。

【公営住宅の整備】
◆〔神瀬〕小規模改良住宅
申込件数:7戸19人
小規模改良住宅整備事業制度を活用して整備する公営住宅で、神瀬地区での再建を希望する人のために整備します。住宅整備のほか、地区の環境整備もできる事業で、神瀬中心部の公園なども本事業で整備していきます。

○今後の方針
国の宅地かさ上げ事業で村道がかさ上げとなり、当該地が迂回路となります。迂回路解消後に小規模改良住宅の建設に着工し、令和5年度中の完成を目指します。

【住まいの状況】
◆仮設住宅入居者の状況
○仮設住宅入居状況 6月末時点

※( )内は最大時の数

○みなし仮設入居状況 6月末時点
入居戸数:15戸42人

○今後の方針
入居状況に応じ、更なる集約を検討します。

【公営住宅の整備】
◆災害公営住宅の整備
自力での自宅再建が困難な世帯を支援するために、村内に災害公営住宅を整備します。

○〔渡〕「エスペランサ桜峯」
「エスペランサ」スペイン語で「希望」
入居開始予定:令和5年9月
申込件数:55戸126人
8月末に完成し、9月に入居開始予定です。

○〔一勝地〕「ルミエール永崎」
「ルミエール」フランス語で「光」
入居開始:令和5年7月
入居者数:5戸9人
7月7日、鍵渡し式が集会所で行われ、入居者代表で東成行(ひがしなりゆき)さんが鍵を受け取りました。球磨工業高校の生徒が製作したベンチの寄贈もありました。

○入居者を募集します

入居資格:
(1)村内外居住者を問わない。(村外の場合は、入居と同時に住民登録できる者)
(2)現に同居し、又は同居しようとする親族があること。ただし、婚約者(入居日以後3カ月以内に結婚できる者)及び内縁関係者の同居者を含む。
(3)現に住宅に困窮していることが明らかな者であること。
(4)その他、所得要件などによります。
※令和2年7月豪雨災害の被災者が優先入居となります。
募集期間:8月1日(火)~8月31日(木)
家賃:公営住宅法により算定します

申し込み・問い合わせ:総務課 管財係
【電話】32-1111

◆村有住宅の整備
入居対象者は、災害公営住宅の入居要件は満たしているものの、入居できないペット所有者及び、被災時に村有住宅に入居していた世帯のうち、所得制限で災害公営住宅に入居できない世帯を想定しています。

○今後の方針
総合運動公園(芝生エリア及びグラウンドの一部)に建設された木造仮設住宅を活用し、村有住宅へと転用する予定です。

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