■郷土芸能は地域の宝
◇Vol.31 大瀬組郷土芸能保存会
代表 大瀨秀樹(おおせひでき)さん
大瀬組郷土芸能保存会には、現在17人が所属しています。大瀬組太鼓踊りには「三段目(さんだんめ)」と「市(いち)の峠(とうげ)」の二つの演目があり、くまむら復興祭では、鐘の音が特徴の「市の峠」を約10年ぶりに披露。昔の映像を見ながら練習を重ねました。
代表の大瀨さんは「後継者不足が問題で、あと何年続けられるか不安」と話し、今後については、「郷土芸能の活気につなげるため、村外のイベントにも機会があれば出演し、PRしていきたい」と抱負を語りました。踊り子年長者の吉永弘(よしながひろし)さん(77歳)は「保存会での活動は健康づくりにもなっており、郷土芸能を守っていくためにできる限り続けていきたい」と話しました。
◇Vol.32 小川建築踊り保存会
代表 簑田和弘(みのだかずひろ)さん
昭和55年に小川婦人会が保存会を設立後、平成28年からは男性も参加し、揃いの法被やねじり鉢巻きなどを身に付け、家を建てる一連の作業を踊りにしたものです。
くまむら復興祭では、最年少6才の小川葦人(おがわあしと)くんを含めた26人が参加し、様々な道具を持ち、太鼓と三味線の伴奏にあわせて踊りを披露。
代表の簑田さんは「継承に不安があるが、郷土愛をつないでいくために、和気あいあいと踊りながら親睦を深めている」と話し、今後については、「披露する機会は少ないが、少しでも多くの人に見ていただき、知ってほしい。建築踊りを通じて、他の活動も共助の気持ちにつながるようにしていきたい」と語りました。
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