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防災管理官コラム

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熊本県球磨村

■令和6年度主要なソフト施策
国や県が主体的に実施する堤防整備および宅地かさ上げなどのハード対策は、莫大な費用と時間を費やしますが、それだけで万全とは言えません。自分達の命を守るためには、村が主体的に実施できるソフト対策との併用が、極めて重要なのです。
今月は、令和6年度球磨村の主要な防災ソフト施策を紹介します。下記の資料に概要を示していますが、特に、村民の皆さんに関係するのは、(1)自主防災組織連絡会議、(2)村民防災ブロック会議、(3)全村民が避難について考える日および(4)防災学習です。
自主防災組織連絡会議は村内22組織の代表により、令和6年度の防災ソフト施策について認識を統一するものです。
村民防災ブロック会議では梅雨までに準備すべき事項を集落ごとに明らかにし、全村民が避難について考える日において実際に行動していただきたいと考えています。昨年は、122人の方々が参加され、真剣な議論を繰り広げるとともに、全村民が避難について考える日では約230人の方々が参加されました。防災勉強会、デジタル防災無線の取り扱い操作、土のうの事前準備、近隣の集落による合同避難訓練など、集落の災害特性に応じた住民の発意による行動を起こすことで防災意識を高めていただきました。4月から梅雨前までに防災ソフト施策を集中させています。実行にあたり、年度当初は役員の交代などで難しい面もありますが、梅雨は待ってくれないのです。この時期に防災意識を高める事が極めて重要であると考えています。
このほか、4月24日(水)に役場職員は県が実施する豪雨対応訓練に参加して、豪雨時における役場職員などの対応能力の向上を図りたいと考えています。また、6月4日(火)に関係機関などによる防災連絡会議を予定しています。加えて、今年も12月には防災学習を予定しています。
今年度も役場と住民の皆さんが一体となり、防災ソフト対策を通じて自然災害から身を守る最大限の努力を継続しましょう。

◇令和6年度 球磨村防災ソフト施策

問い合わせ:総務課 防災係
【電話】32-1138

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