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自治体の皆さまへ

松谷村長所信表明(1)

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熊本県球磨村

■人口減少と少子高齢化対策に取り組み 村民主体の村づくりの実現を目指す

松谷 浩一(まつたにこういち)
昭和37年10月5日生まれ 61歳(松谷班出身)
・陸上自衛隊や民間企業を経て平成11年から球磨村社会福祉協議会に勤務し、事務局長などを務める
・平成30年に村議会議員選挙に初当選
・令和2年に村長選に立候補し、初当選。今期2期目の再選を果たす

第4回球磨村議会臨時会が5月8日に開催され、松谷村長が所信表明を述べました。
※広報くまむら掲載用に表現を変更しています。

○はじめに
このたびの球磨村長選挙において、村民の皆さまの信託をいただき、3月25日より、球磨村長として2期目の重責を担うこととなりました。村民の皆さまの思いを受け止め、災害からの復旧・復興はもとより将来にわたる村政発展のために、全身全霊を傾けていきます。
ご承知のとおり、私の村長1期目は、新型コロナウイルス感染症で始まり、令和2年7月豪雨災害からの復旧・復興の4年間でございました。この間、国・県をはじめ全国の自治体や国民の皆さまからのご支援をいただきました。そして、何より村民の皆さま、ならびに村議会議員の皆さまにご支援・ご協力をいただき現在に至ります。改めて深く感謝申し上げます。
球磨村では、令和2年7月4日に発生した記録的な大雨により、想定を超える河川の氾濫および山腹崩壊による土砂災害などが発生し、尊い人命が犠牲となり、そして多くの財産が失われました。改めてお亡くなりになられた皆さまにお悔やみを申し上げますとともに、被災されたすべての皆さまにお見舞いを申し上げます。
本村は、これまで球磨川流域の豊かな自然とともに暮らしを育み、その恩恵を受けて生活を営んできました。しかし、その豊かな自然が時に猛威をふるい、甚大な被害をもたらすことを改めて認識しました。
この災害を教訓として、これからも自然とともに生き、復興、そしてその先の発展を成し遂げ、先人たちが守り受け継いできた「宝」を強い信念をもって次の世代に継承していかなければなりません。
一方で、本村を取り巻く情勢は、一層厳しさを増しております。以前から減少傾向であった人口は、災害の影響によりさらに急速に減少し、高齢化率についても50パーセントを超え、集落の維持ができなくなる地区の発生も懸念されております。
現在、最大の課題である「人口減少と少子高齢化」に対応するため、子育て支援や高齢者福祉の充実、そして各種産業の振興などを図り、定住人口と交流人口、関係人口の拡大につなげるなど、実効性のある取り組みが必要となります。これらの課題解決のため、球磨村の将来をしっかりと見定め、各種施策に取り組んでいきます。

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