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自治体の皆さまへ

令和2年7月豪雨から4年を迎えて

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熊本県球磨村

7月4日、役場玄関に献花台を設置し、令和2年7月豪雨災害追悼献花式を行いました。職員とともに犠牲となられた皆さまに黙とうを捧げ、ご冥福をお祈りしました。また、復旧・復興を進めるにあたっては、災害が起きても村民の皆さん誰一人命を失わない村づくりの実現を目指していくことをお誓いいたしました。
これまでの4年間、被災された皆さまの生活再建を最優先に復旧・復興に取り組んでまいりました。災害公営住宅の建設や木造仮設住宅の村有住宅としての活用、高台での宅地の造成などにより、生活の再建は着実に進んでいます。しかしながら、今もなお約100人の方が仮設住宅などでの生活を余儀なくされております。今後も、全ての皆さまが元の穏やかな生活を取り戻されますよう全力で取り組んでまいります。
村が全力で災害からの復旧・復興を進める一方で、本村を取り巻く環境は一層厳しさを増しております。以前からの課題であった人口減少は、災害の影響により更に深刻さを増し、高齢化率についても50パーセントを超え、地域コミュニティの衰退が懸念されています。このようななか、本村の最大の課題である「人口減少と少子高齢化対策」に対応するため、広報くまむら6月号に掲載した所信表明で述べていますとおり、子育て支援や高齢者福祉の充実、そして各種産業の振興を図ることで、定住人口や交流人口、関係人口の拡大につなげることが重要です。今後は、球磨村の将来をしっかりと見定め、「未来に後悔を残さない」という強い覚悟をもって、今すべきことを着実に進めていきたいと考えています。
現在、様々な事業が行われるなかで、村はその姿を大きく変えようとしています。しかし、それは村民の皆さまの「命を守る」、「生活を守る」ための事業であり、ひいては持続可能な球磨村の実現のためには必要なことだと考えています。今後も、村民の皆さまとともに村づくりを進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

球磨村長 松谷 浩一

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