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特集 令和2年7月豪雨災害から4年(1)

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熊本県球磨村

■着実に前へ 歩みを進める
7月4日、令和2年7月豪雨災害から4年が経過しました。午前8時30分に村内全域にサイレンが鳴り響き、犠牲となられた方々へ黙とうを捧げました。
村の様子は、4年前の発災時から大きく変化しました。ことし1月には、特別養護老人ホーム千寿園が移転再建しました。また、5月には、中園地区のかさ上げ工事が完了するなど、着実に前へ、復旧・復興が目に見えて進んでいます。
また、犠牲者となられた方々を追悼する催しも行われるなど、あの日の出来事を風化させないよう、災害の記憶が語り継がれています。
今月号では、令和5年7月からの1年間の復旧・復興事業の取リ組みと今後の見通しについてお知らせします。

■鎮魂の祈り
7月4日から11日までの間、令和2年7月豪雨災害の犠牲となられた方々に哀悼の意を表すため、一般献花を実施しました。ことしは、例年8月に開催していた「追悼式」と「一般献花」は執り行わず、役場1階正面玄関ロビーに献花台を設置しました。遺族の方や木村知事、村長、各課長、村民が花を手向けて犠牲となられた方々のご冥福を祈りました。

○神瀬地区
7月6日、神瀬の集いが行われ、神瀬地区住民など約100人が参加しました。
花おくりでは、神瀬地区で犠牲となられた3人を追悼し、川内川に花を流し、故人を偲びました。

○小川地区
小川地区では、7月4日を「防災の日」とし、各世帯1つずつ竹灯籠を持ち寄り、犠牲となられた方々を追悼しました。
復興への思いが書かれた竹灯籠は、小川供水所と特別養護老人ホーム千寿園跡地で灯されました。

■この1年の主な歩み
○令和5年
7月
・4日 令和2年7月豪雨災害から3年
・7日 一勝地地区災害公営住宅「ルミエール永崎」入居開始
8月
・4日 令和2年7月豪雨犠牲者追悼式
9月
・1日 球磨村買取型災害公営住宅整備事業合同落成式、渡地区災害公営住宅「エスペランサ桜峯」入居開始
・10日 球磨川渡地区引堤事業着工式
10月
・22日 くまむら復興祭
11月
・11日 球磨川流域橋梁(深水橋・神瀬橋・相良橋・天狗橋)着工式
12月
・1日 インフラ避難認定の全面解除
・3日 防災学習の日

○令和6年
1月
・19日 特別養護老人ホーム千寿園の移転復旧工事竣工式
2月
・4日 渡地区「みんなの家山口」落成式
・24日 球磨中学校閉校記念式典
3月
・3日 渡小学校・一勝地小学校閉校記念式典
・13日 総合運動公園芝生広場の村有住宅整備完了
・29日 塚ノ丸団地(宅地第1期27区画)完成
・31日 村内小中学校閉校
4月
・8日 義務教育学校球磨清流学園開校式
5月
・12日 全村民が避難について考える日
・31日 中園地区かさ上げ工事完了
6月
・5日 沖鶴橋の架設開始

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