地域おこし協力隊 通信

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■協力隊の活動を振り返って
嘉村真理子(かむらまりこ)さん

令和元年に山村振興の地域おこし協力隊に着任し、観光や交流に係るイベントのサポートや、地元食材を使った食品開発、森林資源の活用方法の考案などをお手伝いしてきました。
樹木は建材としての利用のほかに、精油として利用されますが、私はその精油や同時にできる蒸留水を、伐採後に山林に残されたヒノキの葉部から抽出することができないかテストを行ってきました。結果的にそれは可能で、さらに分析を行ったところ他の製品と比べると脱臭力が高い成分を多く含んでいることも分かりました。課題はありますが、商品開発や体験型の観光に活用できそうです。そして、蒸留に使用しない枝の部分はネイチャークラフト(自然のなかにある素材を使って行う工作)の材料に加工できます。それらの材料を使う、工作教室を季節にあわせて企画していますが、学校行事を中心にご利用いただくことが増えてきたのでとても嬉しく感じています。
8月で協力隊は退任となりますが、今まで行ってきたネイチャークラフト教室などの活動は続けていく予定です。これまでのすべてのご縁を大切にし、村内の色々な資源に興味を持ち続けていきたいと思っています。活動期間にお世話になった方々、今まで本当にありがとうございました。そして、これからも声を掛けていただけると嬉しいです。