■拉致問題その他の北朝鮮による人権侵害
北朝鮮当局による日本人の拉致は国家による犯罪行為であり、我が国の主権や国民の生命と安全にかかわる重大な問題です。
○どんな課題がありますか
・1970年代~1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となる事件が起きました。日本当局の捜査や亡命北朝鮮工作員の証言などにより、これらの多くの事件が北朝鮮による拉致の疑いが濃いことが明らかになりました。
・2002年の日朝首脳会談で、北朝鮮は長年否定していた日本人の拉致を初めて認めました。
・政府認定の日本人拉致被害者17人のうち、5人とその家族の帰国は実現しましたが、残された12人に加え、拉致された疑いのある多くの人が安否不明のままです。
・拉致被害者は、今なおすべての自由を奪われ、40年もの間、北朝鮮に拉致されたままで、救出を待っています。そして、その救出のために活動されている人が県内にもいます。
・一方で、この問題に対する無理解や誤解から、直接関係のない在日朝鮮人に対する嫌がらせなどの二次被害が起きています。
○拉致問題解決のために
私たち一人一人が、拉致被害者やその家族の思いを受け止め、この問題に関心を持ち、考え、行動することが、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現させることにつながります。
出展:人権研修テキスト(人権全般編)
熊本県より抜粋
■ブルーリボン(北朝鮮による拉致被害者の救出)
「全ての拉致被害者の即時帰国を!」という強い意志を北朝鮮に示すためのシンボルマーク。
北朝鮮と日本を隔てる「日本海の青と空の青」をイメージしている。
問い合わせ:教育委員会 社会教育係
【電話】32-1117
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