学校保健委員会だより 相良村立相良中学校長吉田憲一

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■「運動脳」
昨年度の校内長距離走・駅伝大会の開会式にて、生徒たちに次のことを話しました。

▽ランニングで、脳細胞が増える
とても魅力的だと思いませんか。「ランニングで、体と心を鍛える。」なら分かりますが、ランニングで、脳が鍛えられるのです。
これは、昨年度、私が一番心に残った本、精神科医アンデシュ・ハンセンの「運動脳」の中に、書いてあった文章です。衝撃的でした。具体的な方法と成果は、大まかに次のとおりです。
(1)速さは?→汗が出るが、隣の人と話しながら走ることができるスピード(ウォーキングでも効果有)
(2)回数は?→20分間を週2回でも効果有
(3)成果は?→集中力、記憶力、意欲、創造力、学力等がアップ!
相良中学校では、「元気な学校」づくりのため、新たに次の2点に取り組んでいます。
(1)昼休みの外遊びの奨励
(2)自転車や徒歩登校の奨励
昼休みの時間が、昨年度まで25分と短かったので、本年度45分にしました。また、昨年度、晴れの日でも車での送迎が5割と多かったのですが、本年度PTAや生徒会による啓発で改善が図られています。
本の最後は次の文章で締めくくられています。
本を置き、外に出て身体を動かそう。そして、脳を動かそう!
もちろん、本を読み終えた私は、ランニングに出かけました。生徒の皆さんはもちろんですが、村民の皆様も、ランニングやウォーキングを習慣化し、心と体、そして脳を鍛えましょう。人生100年時代です。