■謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年は、真夏日が長く続きました。異常気象が通常化する可能性があると言われるなか、新型コロナウイルス関係や豪雨災害から4年以上過ぎ、以前よりも健康維持管理に努められておられることと存じます。
令和2年豪雨災害からの復旧に関しまして、橋と林道の一部を除いて完了し、新村橋架け替え工事は令和7年度竣工に向けて工事を進めております。並行して、復旧から復興へと進める中で、道路では、平原十島線の十島側の完了と引き続き平原側などの改良を進めており、国道445号の改良については、冠水区間(四浦平川前)嵩上げ、バイパス工事や歩道設置、離合箇所の増設。農林業関係では、高原、棚葉瀬、井沢、新並木等の石綿管改修工事や基盤整備、四浦基幹林道の新設工事。商工観光関係では、水質日本一18年連続の清流川辺川を活かした魅力創造事業。教育関係では、デジタル化や給食費の無償化、中学生の通学用自転車購入補助等に加えて中学卒業生に対する5万円の助成を行うなど、安心安全な教育環境を図ります。介護や子育てを含む福祉全般の充実を図りつつ、心かよう村づくりに向けて専門職の保健師を複数人体制にします。防災・減災面では、川辺川の河川掘削や遊水地の整備、堤防の嵩上げ改修等を図り、加えて、永江、中央、平原、新村、十島地区の災害時避難地整備と避難路の整備も進めます。
また、安全な高台移転対策と移住定住促進を目的とした宅地造成整備地は新築住宅が増えましたので需要に応じて増設する予定です。これらは、議会のご同意と村民の皆様方のご協力の賜と思っております。このような中、本年は災害のない年でありますよう祈りつつ、安全で安心して暮らせる「未来につなげるむらづくり」のために皆様方と共に全力で相良村の振興に努めてまいりますので、今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いします。
村民の皆様方のご幸福を願い新年のご挨拶とさせて頂きます。
相良村長 吉松啓一
■新年あけましておめでとうございます。
新春を迎え、村民の皆様方に謹んで新年のお喜びを申し上げますとともに、平素から本村教育にお寄せいただいております温かい御支援、御協力に対しまして、心から感謝申し上げます。
さて、現在、社会の変化が加速度を増し、複雑で予測困難な時代を迎えています。このような急激に変化する時代の中で、学校教育には、子どもたち一人ひとりが、自分の良さや可能性を認識するとともに、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓いていく力を育成することが求められています。
このため、本村では、(1)ICT(児童生徒1人一台のタブレット導入等)の活用や教職員研修(講師招聘事業等)を通した授業改善による「分かる授業」を構築し、「学力向上」に努めております。(2)主体的・対話的で深い学びを追求し、子どもたちに「生きる力」を育むために、「何を学ぶか」だけではなく、「何ができるようになるか」という授業を目指しています。
また、人口減少に伴う学校の小規模化の進行等に対応するため、新しい時代に求められる学校像について検討し、広く村民の皆様の声もお聞きしながら、中・長期的かつ全村的な視点に立って、教育を進めていかなければならないと考えております。
教育はよりよい未来を語ることができる、すばらしい取り組みだと思います。少子化・高齢化等、その課題ばかりが優先してしまいがちな風潮がありますが、20年後・30年後の子どもたちが、生き生きと毎日を過ごせるためにこれから何をしたらいいのか?現在も大切ですが、少し先の相良村の明るい姿を子どもたちと語る機会を多く持てるよう努力したいと思います。
教育委員会としましては、学校・家庭・地域をはじめ、関係機関とも緊密に連携して、本村教育の一層の充実・発展に努め、未来を担う子どもたちの育成に全力で取り組んでまいりますので、今後とも村民の皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
相良村教育長 中村和弘
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