■2024年はオリンピックイヤー!
7月から開催されるパリ五輪では、荒尾市出身の選手たちの活躍も期待されています。その選手たちも過去をたどれば、この地で日々努力を積み重ねていた「あらおっ子」でした。そこで、オリンピックイヤー1発目となる今月号は、未来のスターとなる可能性を秘めた、あらおっ子にスポットをあてて取材しました!
◆全国大会出場!荒尾府本ソフトボールクラブ
祝・全国大会出場!「荒尾府本SC」夢の舞台へ
◇最終回2アウトからの逆転劇で優勝を手に!
青空に高く響き渡る子どもたちの掛け声。「荒尾府本ソフトボールクラブ」(以下、荒尾府本SC)は来春、群馬県で開催される「第17回春季全日本小学生男子ソフトボール大会」への出場が決定しました。
県予選会で延長7回までもつれた決勝戦は、白熱したゲームが繰り広げられました。2点差で最終回2アウトまでランナーなし。圧倒的に不利な状況のなかでヒットに続きキャプテンが同点ホームランを打ち、試合の雰囲気が一変。見事勝ち取った勝利は素晴らしく、グラウンドの外から見守る多くの保護者は涙していました。全国大会での勝利という目標ができた子どもたち。勝った瞬間にスイッチが入ったことを、その場にいた誰もが感じたようです。今は、全国大会に向けて守備やピッチングの強化にチーム一丸となって取り組んでいます。
◇積み重ねてきたのは、〝当たり前のこと〞
2007年に設立した、荒尾府本SC。チームのモットーは、「明るく楽しく強くなる」。荒玉地区の小学校1年生から6年生の男女計22人が活動しています。「ソフトボールの技術も大事ですが〝挨拶をする〞〝人の目を見て話す〞など、人として当たり前のことを日頃から実践し、プレーに活かすことが1番です」と語るのは、チームを10年以上牽引してきた監督の金島佳典(かねしまよしのり)さんです。全国大会に向けた目標は、初戦突破。「初戦を勝ち上がることができれば、とてつもない力を発揮できます。全国という晴れ舞台で勝つよろこびを味わわせてあげたいですね」。
◇初心に返って練習をあらおっ子の底力
「みんなで作戦会議をした通りにいったことがうれしかったです」と笑顔で話すのは、キャプテンの德永大和(とくながやまと)さん。全国大会への出場が決まり、チームは普段からキビキビと動くようになり、雰囲気も変わったと言います。練習も体力づくり中心のメニューに変わり、初心に返って練習に励んでいるそうです。キャプテンとしての目標は、全国大会で結果を出せるピッチャーになること。「たくさん声を出して、チームを盛り上げたいです」と意気込みます。晴れ舞台での、あらおっ子のパワフルなプレーを期待しています!
・チームメイト 一小5年 三吉悠日(みよしはるか)さん
全国大会に出場が決まった時はとてもうれしかったです。家族には自主練に付き合ってもらっています。全国大会では声を出してチームを盛り上げ、信頼するチームのみんなとがんばります!
・監督 金島佳典(かねしまよしのり)さん
ソフトボールの利点は基本に忠実に、機敏で確実なプレーが身につくこと。運動神経の伸びる小学生の時期にしっかりと力を蓄え、将来ソフトボールを続けてくれたらうれしいです。
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