民生委員・児童委員は、荒尾市の民生委員推薦会で原則75歳未満の地域住民の中から、福祉活動やボランティア活動に理解と熱意のある人が選ばれ、厚生労働大臣が委嘱します。
民生委員は児童委員を兼ねます。令和6年12月1日現在、荒尾市で87人が活動しています。
Q.民生委員・児童委員とは?
担当の区域で高齢者や障がいがある人の安否確認や見守り、子どもたちへの声かけなどを行っています。地域住民の身近な相談相手であり、支援を必要とする住民と行政や専門機関をつなぐパイプ役です。
Q.主任児童委員とは?
担当の区域はなく、子育ての支援や児童健全育成活動などに取り組み、区域担当の児童委員の活動をサポートします。子どもや子育てに関する支援を専門に担当する民生委員・児童委員です。
Q.身分・任期・報酬は?
身分:特別職の地方公務員(非常勤)
任期:3年(再任も可能)
報酬:ボランティアとして活動するため給与はありません。ただし、活動に必要な経費が活動費(定額)として支給されます。
Q.どんな活動をしているの?
民生委員児童委員協議会連合会が組織され、理事会(月1回)・区域ごとの定例会(月1回)で、情報収集・連絡調整・情報交換などを行います。また、資質向上のため、研修なども受けています。日頃は訪問や電話を通じて、見守りが必要な人の健康状態などを確認しています。また、地域住民の困りごとの相談を受け、行政や専門機関につないでいます。
◆あなたも民生委員・児童委員になってみませんか?
現在、以下の15地区で民生委員・児童委員が欠員となっています。
欠員地区に住んでいて、民生委員・児童委員に興味のある人は、福祉課までご連絡ください。
欠員地区(令和6年12月1日現在):
・月田
・西原町1丁目
・西原町2丁目
・大島町3・4丁目
・日の出町
・万田中(南)
・中央西
・東屋形3・4丁目
・一紡
・新生
・八幡台1丁目
・海下・有明城
・桜山町4丁目南(1~6、16班)
・山浦町(班なし・2~8班・9~10班)
・山浦町(1班・8班2)・新図
◆民生委員・児童委員が分からないときは…
住んでいる地域の民生委員・児童委員が分からないときは、福祉課総務係か荒尾市社会福祉協議会へお問い合わせください。
※民生委員・児童委員には個人の秘密を守る守秘義務があります。相談内容が外部に漏れる心配はありませんので、安心してご相談ください。
◆民生委員・児童委員の声を聴きました!
◇みなさんが安心できる声かけを大事に
有明地区(南増永) 陣内 透(じんないとおる)さん
「ありがとう」の言葉はかけがえのない財産です。高齢者だけでなく、気になる人は積極的に訪問し、みなさんに安心してもらえるような声かけを大事にしています。
◇次の世代へつながる活動を
井手川地区(深瀬丘) 諸藤 滋子(もろふじしげこ)さん
相手の立場に立って話を聞くように心がけています。民生委員の活動が自己成長にもつながっていると感じます。自分が受け取ったバトンを次の世代にもつなげていきたいです。
◇地域の人たちと交流できる喜び
八幡地区(八幡台4丁目) 松村 泰二郎(まつむらたいじろう)さん
地域のみなさんが顔を覚えてくださり、「訪問してくれて嬉しい」と喜んでもらえたり、色々な話をしてもらえたりすると、民生委員になってよかったと感じます。
◇子どもたちとの信頼関係
主任児童委員(荒尾・有明地区) 宮地 典子(みやちのりこ)さん
子どもたちと接するときは、特に笑顔と優しく丁寧な言葉遣いを心がけています。子どもたちと信頼関係を築けること、人の輪ができ、互いに助け合いながら活動できることが嬉しいです。
問合せ:
・福祉課 総務係【電話】63-1406
・荒尾市社会福祉協議会【電話】66-2993
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