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市長室から 令和6年4月

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熊本県荒尾市

荒尾市長 浅田敏彦(あさだとしひこ)

元日に発生した能登半島地震では、市民のみなさまから多くの義援金が寄せられ、荒尾市医師会では医師を現地派遣されるなど、心温まるご支援に深く敬意を表します。本市でも、市職員や有明医療センター災害医療チームを被災地に派遣し、引き続き一日も早い生活再建のため、ニーズに応じた支援を行います。
さて、国全体の重要課題でもある少子化が、本市でも深刻化しています。その対策を一層強化すべく、2月に市総合計画を改訂し、「こどももみんなも笑顔でいられるまちをつくる」を掲げ、ライフステージごとに幅広い施策を展開します。急速に進む少子化に対応するためには、地域や事業所のみなさまと一体となって社会全体で取り組むことが必要ですので、ご協力をよろしくお願いいたします。
今年度も、「あらお未来プロジェクト」を確実に実行し、荒尾に住んで良かったと思っていただける「暮らしたいまち日本一」を目指してまいります。

◆令和6年度の主な取り組み
◇少子化対策として特に重点的に取り組むもの
・第2子以降の保育料無償化(所得制限なし)
・放課後児童クラブの定員増加など受入体制の拡充
・不妊治療への助成(治療費が高額となる特定不妊治療も対象)
・男性の育児参画や育児休業取得を応援できる職場づくり促進のため市内事業所へアドバイザーを派遣
・若者が気軽に出会えるコミュニティの場づくり

◇「あらお未来プロジェクト」を構成する5つの柱(主な施策)
(1)切れ目のない充実した子育て環境をつくる
・「こども家庭センター」開設による、妊産婦や子育て世帯等に対する包括的・一体的な支援体制の整備
・小中学校トイレ洋式化の推進
・小学校児童の不登校対策の拠点として市内小学校1か所に「ハートフルルーム」を設置

(2)誰もがつながりを持ち、健康でいきいきとした暮らしをつくる
・血液検査や健診結果予測シミュレーションに基づく疾病発症リスクが高い人への保健指導の実施
・本市と大牟田市の市民が、両市の受託医療機関で子宮頸がん・乳がん検診や国民健康保険の特定健診などを受診可能
・重度心身障害者医療費助成における自己負担金の無償化(令和7年1月診療分から)
・市民体育館屋根改修に係る調査設計の実施

(3)雇用の確保と所得の向上で安定した暮らしをつくる
・半導体関連企業の誘致と新しい工業団地の検討
・「道の駅」開業を見据えた種子・苗や農業用機械等購入への助成
・安定した養殖体制など荒尾かきの本格販売に向けた支援

(4)あらおファンを増やすとともに、移住しやすい環境をつくる
・地域活性化起業人による「ぎゃんすき!あらおちゃん」(市公式メディア)などを通じた情報発信の強化
・万田坑における「炭鉱電車」の定期的な実走の公開

(5)先進的で持続可能なまちをつくる
・JR九州との協定に基づく荒尾駅改修に係る基本計画の策定
・荒尾駅舎の利活用をはじめ駅周辺の空き店舗を活用した駅前の活性化
・あらお海陽スマートタウンにおける「道の駅、保健・福祉・子育て支援施設」の着工と民間施設の誘致
・マイナンバーを活用した「書かない窓口(市民課窓口等)」とキャッシュレス決済サービスの推進
・循環型社会形成に向けたプラスチック製容器包装等の分別収集の開始

あらお海陽スマートタウンから南へ市屋ガード方面までの約2.2Kmにおよぶ「荒尾道路(有明海沿岸道路の一区間)」の中心杭打ち式が、2月12日に文化センターで執り行われました。

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