■インタビュー1 介護職は命を預かる大切な仕事
特別養護老人ホーム清泉 今村与志則(いまむらよしのり)さん
◆きっかけは姉
姉が介護の仕事をしていて、小学生の頃から職場に遊びに行っていました。その時に楽しそうな仕事だなと思って、高校卒業後に介護施設に就職しました。ただ、家庭の事情で一度介護の仕事を離れてしまいました。その後、いろんな仕事を経験したのですが、どれも長く続きませんでした。
これから自分のやりたいことはなんだろうか。そう考えた時に介護が頭に浮かんできて。今年の3月から再び介護職員として働いています
◆人の笑顔に触れることができる
大変なこともありますが、やり甲斐のある仕事です。入所者の方から声を掛けていただくだけでもうれしいですし、笑顔や感謝の声も本当にうれしいです。私は人見知りな性格で、同世代の人より、お年寄りの方が安心して話ができます。私にとって今の仕事は天職なのかもしれません。
介護の仕事は、相手の生活に入っていく仕事。人が相手なので、万人に共通した正解がありません。日頃から気を付けているのは、入所者の皆さんの顔色や食事量などの変化です。中には言葉で上手く表現できない方もいます。体調の変化は、命に直結します。「何か変」と感じたらすぐに、職員同士で情報共有をするようにしています。
◆介護を一生の仕事に
今の職場で働きながら、月2回、専門学校で「介護福祉士実務者研修」を受講しています。一人一人に応じたケアをできるように、知識や経験を積んで勉強していきたいです。
介護職は、命を預かる大切な仕事です。人生の最後に「ここの施設に入所して良かった」と思ってもらえるようにしたいです。この仕事を一生の仕事にしていきたいですね。
(参考)総務省「国勢調査」および国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口}
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