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自治体の皆さまへ

菊池人(119)~輪になって踊る一体感を伝えたい

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熊本県菊池市

■きくち盆踊り実行委員長
村上牧子さん
〔Profile〕むらかみ・まきこ
昭和53年3月16日生まれ。神奈川県出身。玉川大学卒業後、就労支援員として障がいのある人のサポートに尽力した。東日本大震災による原発事故後、神奈川県鎌倉市で脱原発パレードをしていた友人たちと「イマジン盆踊り部」を結成し活動してきた。イマジン盆踊り部に7年間密着したドキュメンタリー映画「発酵する民」(令和3年7月劇場公開)はこれまでに全国44館以上で公開された。木護区在住。45歳。

「発酵発酵ぐーるぐる」。手作りのやぐらを大勢で囲み、豪快なバンドの演奏に合わせて踊る「きくち盆踊り」の実行委員長。昨年初開催し、大盛況となったイベントを主催する。
踊りで平和の輪をつなげようと活動する「イマジン盆踊り部」の元メンバー。平成28年8月、熊本地震で被災した南阿蘇村立野地区で開催された盆踊り大会の応援に、友人の依頼で駆けつけた。そこで見たのは厳しい状況にもかかわらず、参加者がまぶしいほどの笑顔で輪になって踊る姿。「みんなで踊れば辛いことも忘れて自然に楽しくなる。大きな力を感じました」。この時、音響ボランティアをしていた厚介(こうすけ)さんと出会い、菊池に移住。翌年結婚した。
立野地区での感動を菊池でも分かち合おうと昨年、実行委員会を立ち上げた。「会場の借り方も分からず準備は難航しました。でもうれしいこと、辛いことを共有するのが盆踊りの醍醐味。子どもから年配の方まで、さまざまな年代が一緒に踊る一体感を菊池の皆さんに知ってほしいと思ったんです」。運営資金はクラウドファンディングで調達。地元飲食店にも協力を呼び掛けた。思いに共感した人たちが次々にサポートに動きだし、当日の会場はやぐらを中心に幾重もの輪が広がった。
今年も盆踊りの季節を迎えた。「今回は、市内で昔踊られていた『隈府湯の町音頭』や『竜踊り』なども演目に加えています。地元の人に愛される祭りにしたい。昨年のあの空間を、もう一度みんなでつくりたいです」

■「菊池人」希望者を募集します
新しいことに挑戦している人、伝統を受け継いでいる人など、菊池で頑張っている人を募集します。本市在住であれば自薦・他薦は問いません。詳しくは市長公室までお問い合わせください。

問い合わせ先:市長公室広報交流係
【電話】0968-25-7252

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