■きくち未来編集部 副代表 亀﨑 修一さん
〔Profile〕かめざき・しゅういち
昭和56年11月19日生まれ。久留米市出身。気になることにはとことんのめり込むストイックな性格。ごみ収集ドライバーやイベント会社スタッフの他、久留米市の老舗ラーメン店で豚骨スープ作りに携わるなど、多くの職種を経験した。コメダ珈琲店熊本菊池店元店長。きくち未来編集部副代表。昨年11月、古着とコーヒーを取り扱う「BROOKS Vintage and Roaster」(亘44-3 ルミエール壱番館101)を開店。亘区在住。42歳。
経営する店内で。古着は年代やジャンルにとらわれず、古き良きアイテムをセレクト。コーヒーは自家焙煎の浅煎り・深煎り2種類を準備する
「皆さんの応援や支えがあったから今の自分がある。しっかり菊池に根を下ろし、恩返しをしたいです」。昨年11月、全国展開カフェチェーンの店長を辞め独立。笑顔の絶えない情熱家は、今日も誰かを巻き込みながら地域の魅力を発掘する。
平成29年、コメダ珈琲店新店舗立ち上げがきっかけで初めて菊池を知った。「最初はびっくりするほど人が来ませんでした」と苦笑い。店舗だけの集客に限界を感じ、行政や地域とのつながりを求め企画立案。市立図書館とコラボした「コメダ文庫」や地元生産者を交えた朝市などで注目を集めた。翌年には市主催のまちづくり人材育成講座に参加。意気投合した受講生たちと一緒に「きくち未来編集部」を発足した。
「豊かな自然やおいしい食べ物など、菊池の魅力的な素材を組み合わせればもっと注目されると思いました」。本とコーヒーを楽しむマーケットや地元食材にこだわったカレーフェスなど、編集部主催でイベントを開催。同じ志を持つ仲間との取り組みはこれまでの殻を破り、地域の魅力を鮮明に映し始めた。「みんなでアイデアを出し合えば、もっと面白いまちになると思うんです」
今は11月に開催する第5回「SLOW DAY KIKUCHI」の準備を進めている。「うちの店やイベントをきっかけに、このまちが好きだと思ってくれる人を増やしたい。これからも仲間たちと一緒に今あるものを掛け合わせて、新しい菊池を見つけていきたいです」
■「菊池人」希望者を募集します
新しいことに挑戦している人、伝統を受け継いでいる人など、菊池で頑張っている人を募集します。本市在住であれば自薦・他薦は問いません。詳しくは市長公室までお問い合わせください。
問い合わせ先:市長公室広報交流係
【電話】0968-25-7252
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