生活にはストレスがつきものです。自分自身の心や体に起きるストレスのサインに気付き、対処していくことは、心と体の健康を守っていくためにとても重要です。自分に合ったストレス対処法を身につけましょう。
■ストレスとは
心や体の安定を脅かすような事態のことをいい、ストレス要因(ストレッサー)とストレス反応から成り立ちます。
▽ストレス要因
転居や離婚、重病など人生での大きな出来事だけではありません。日常的に生じる小さな争い事や嫌な事もストレス要因にあたります。
▽ストレス反応
ストレス要因に対する抵抗として、心と体にさまざまな反応が生じ、次のようなことが表れる場合があります。
・イライラする
・不安だ
・ゆううつだ
・気力がわかない
・眠れない
・下痢や便秘
・吐き気
・頭痛
・肩こり
■ストレスと付き合う対処法
ストレスは生きていく中でつきものであり、誰しもが感じることです。そのため、自分自身で心と体に表れたストレス反応に気付き、対処していくことが大切です。
おすすめの対処法を紹介します。もし取り組めそうな対処法があったら実践して、生活に取り入れてみましょう。
(1)自分に合ったリラックス方法を見つける
手軽な方法に腹式呼吸があります。ゆっくりと息を吸って(約5拍数える)、ゆっくりと息を吐きます(約10拍数える)。お腹が膨らむように息を吸いましょう。
ストレッチやヨガ、音楽、アロマ、読書などもリラックス方法としておすすめです。
(2)快適な睡眠
ストレスの軽減に大きな効果があります。6時間以上の睡眠時間を確保し維持できると、ストレスを感じにくくなります。
(3)適度な運動
適度な運動もストレス軽減に効果的です。運動による適度な疲労で寝つきが良くなり、睡眠の質が高まります。手軽で好きな運動を楽しく行いましょう。
(4)親しい人と交流する
親しい人と話し、気持ちを聴いてもらうことで、ストレス反応が軽減したり、解決策が見えたりすることがあります。
(5)笑う
笑いによって自律神経のバランスを整えたり、免疫力を正常化させたりする効果があります。生活の中に楽しみをつくり、たくさん笑いましょう。
(6)趣味を持つ
自分で対処できないと感じる事柄に対してストレスは強くなりますが、趣味は自分で考え、決めることができます。好きなことを楽しむ時間を大切にしましょう。
(7)楽観的・肯定的に考える
楽観的・肯定的に考える人は、ストレスを軽減できることが知られています。新しい集団への参加や人前での発表、試験といったストレス要因に対し、「大変なことになった」と考えるか「良い機会だ」と考えるかでストレス反応が変わります。
自分で対処できることに対して、楽観的・肯定的に考えることを試してみましょう。
(8)専門家に相談してみる
一人で悩みを抱え込まずに、周囲に悩みを相談するのもお勧めです。医療機関や相談窓口などで専門家に相談することも一つの方法です。
専門的な助言によって、自分では気が付かなかった解決法が見つかることがあります。
■こんな症状が表れていたら要注意
物事に対する興味や喜びが無くなってしまったり、自分を責め、死にたいと思う気持ちが長引いている人は要注意です。
決して無理をせず、周囲の人に話したり、医療機関や相談窓口に相談したりしてください。
問い合わせ先:健康推進課健康推進係
【電話】0968-25-7219
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