■癒(いや)しがつなぐ交流
・この秋、台湾の2都市と本市の交流に大きな進展がありました。一つ目は、台湾北東部に位置する人口約10万人の宜蘭(ギラン)市。菊池一族の子孫である西郷隆盛(さいごうたかもり)翁の子息、菊次郎(きくじろう)氏のゆかりから、鹿児島県龍郷町・さつま町とともに、友好交流都市協定の前段階として「国際交流促進覚書」を締結しました。9月下旬、宜蘭市長を始めとする訪問団一行を本市にお迎えし懇親を深めました。
・二つ目は、11月中旬に本市より台湾を訪れ、台南市東区と本市の間に「友好交流協定」を締結しました。これは覚書を省略して、直接本格的な交流を開始するものです。
・台南市は人口180万人、台湾政府の6大「直轄市」の一つで、清朝時代長らく首都が置かれた歴史的古都。台湾という呼称も元々はここの地域名です。熱帯気候で果物が豊富な一方で、TSMCの最先端工場も所在します。協定先は東区(人口18万人)ですが、全市レベル(全37区)での紹介や交流も提案いただきました。特に、教育・観光・農産品での交流を期待されています。官民挙げての大歓迎を受ける中、有力百貨店からは本市の特産加工品に高い関心を、また教育関係者から積極的な学校間交流の提案をいただきました。
・なぜこんな大都市から本市への交流申し出があったのか。最大の理由は、菊池渓谷をはじめとする本市の自然環境が決め手だったとのこと。台湾は都市の人口密度が高く、特に東区は台南市内でも最大の人口密集地。菊池白龍まつりをご覧の際、自然や食・温泉・町並みにとても癒されたそうです。自然や文化の持つ癒しの力。外から見るから分かる素晴らしさでしょう。
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