■人生の節目20歳、気持ち新たに
令和6年菊池市二十歳を祝う集いが1月7日、菊池市文化会館大ホールで開かれました。晴着を着た532人の若者が二十歳の門出に気持ちを新たにしました。
式典では、実行委員紹介の後、委員長の中原巧斗(なかはらたくと)さん(広瀬)があいさつ。「今日という日を胸に刻み、感謝の気持ちを忘れず、大人として自覚ある行動に努めていきたい」と話しました。
水元愛望(みずもとまなみ)さん(上出田)の開式宣言の後、江頭実(えがしらみのる)市長が「社会がどのように変化しようと、皆さん一人一人がゆるぎない信念と自信を持って、自身の夢や希望に向かい、悔いのない人生を切り拓いていただきたい」と式辞。中学校時代の恩師も駆けつけ、エールを送りました。
実行委員が制作した中学校ごとの思い出をまとめたムービーを上映。懐かしい写真に会場では歓声が上がっていました。
赤星宗虎さん(茂藤里)、髙木すみれさん(菊池平野)が「二十歳の誓い」を述べた後、山口雅斗(やまぐちまさと)さん(間所)、増永大真(ますながおおま)さん(永出分)の交通安全宣言、奥村蘭乃(おくむららんの)さん(久米一出身)の閉式宣言で幕を閉じました。
■誓いの言葉
夢を叶え、社会に必要な人になりたい
高木(たかき)すみれさん
現在私は、看護師になるという夢を持ち、勉強しています。今までは、早く看護師になりたい一心でいましたが、積み重なる課題と学習の難しさ、命を預かる職業を目指す者として、道のりの厳しさを痛感しています。
それでも頑張り続けられるのは、仲間や指導をしてくれる先生、看護師の皆さん、そして家族や友人のおかげです。日々、周りに助けてもらいながら目標に向かって進んでいけるのだと実感しています。
大人の仲間入りはしましたが、まだまだ子どもと思われるような行動をするかもしれません。その時はご指導をお願いします。
最後に、これまでどんなに迷惑をかけても常に愛情を注ぎ、育ててくれた家族に感謝をするとともに、今後夢を叶え、みんなに必要とされる人になることを宣言し、誓いの言葉とします。
■誓いの言葉
希望に満ちた未来に向かって突き進む
赤星宗虎(あかほしむねとら)さん
本日、二十歳を迎えた私たちが成人としての第一歩を踏み出すにあたり、このような素晴らしい式典を開催していただき、誠にありがとうございます。
私は、高校を卒業後、熊本市役所に就職しました。日々、市民の皆さんと関わる業務をしながら、仕事の重みや自身の行動への責任を体感しています。
また、仕事をしている傍ら、教員になるという夢があります。これまでの人生を通して培ってきた知識や能力を生きかして、行動に責任を持ち、社会の一員として常に向上心を持って前進していく覚悟です。
最後になりますが、多くの皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、成人としての決意と自覚を持ち、一歩一歩前進し、これからの希望に満ちた未来に向かって突き進むことを誓い、二十歳の誓いの言葉とします。
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