■阪神タイガース ドラフト4位 内野手 百﨑蒼生さん
[Profile]ももさき・あおい
平成17年9月11日生まれ。右投右打内野手178センチ77キロ。高校通算39本塁打。亡き父・大輔(だいすけ)さんの影響を受け小3から野球を始めた。菊池南中時代は硬式・泗水ボーイズに所属。春夏通算5度の甲子園優勝を誇る東海大相模高(神奈川県)で1年秋の予選から3番・遊撃手として活躍。神奈川県大会優勝、関東8強に貢献した。2年の春、東海大熊本星翔に転入。3年の夏、熊本県大会で優勝を果たし、見事甲子園に出場した。市出身のプロ野球選手は3人目。好きな芸能人は小池栄子(こいけえいこ)。息抜きは友達とビリヤードをすること。片角区出身。18歳。
「今を頑張ればいつかきっとうまくいく。そう思って野球を続けてきました」。昨年のプロ野球ドラフト会議で阪神から4位指名を受けた強打好守のショートストップは、幼い頃から憧れていた夢の世界に飛び込む。
小3から野球漬けの毎日を送り、全国屈指の名門、東海大相模(神奈川県)に日本一を目指し進学。1年秋から主力として活躍したが、周囲との温度差に悩んだ。「試合に負けて平然としている仲間もいて、ここで成長できるのかと焦りがありました」。チームメイトに厳しい声を掛けることも増え次第に孤立、高校を去ることになった。
「もう一度野球がしたい」。母や中学時代のコーチなどの助けもあり、2年春に東海大熊本星翔へ転入。チームの輪に入れるか不安だったが、新しい仲間は温かく迎えてくれた。「このメンバーで甲子園に行くと心に誓いました」
転校後は日本高野連の規定で1年間公式戦に出場できない。それでも練習に励み、裏方としてチームを鼓舞し続けた。昨年の夏にやっと迎えた公式戦。チームメイトと戦える最初で最後の大会では中心選手として活躍し、念願の甲子園の土を踏んだ。
今はリーグ開幕に向け、キャンプ地の沖縄で汗を流している。「星翔で相手を思いやることの大切さを学びました。支えてくれた家族や仲間のおかげで今の自分がある。恩返しができるよう目の前の課題をクリアしていきたい」。新しい挑戦は始まったばかりだ。
■「菊池人」希望者を募集します
新しいことに挑戦している人、伝統を受け継いでいる人など、菊池で頑張っている人を募集します。本市在住であれば自薦・他薦は問いません。詳しくは市長公室までお問い合わせください。
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