■ドラフトという宝探し 江頭実
・昨年秋には、本市出身の百﨑蒼生(ももさきあおい)さんが阪神タイガースからドラフト4位の指名を受け明るい話題となりましたが、その後もう一つの「九州移住ドラフト会議」が11月末に本市で開催されたことをご存じでしょうか。
・開催8年目を迎えるこのドラフト会議は、移住者を受け入れたい地域を「球団」、九州が大好きで移住したい人を「選手」に見立て、プロ野球のドラフト会議さながらに、球団(=地域)が移住してほしい選手(=人財)を指名するマッチングイベント(お見合い会)。地域おこし協力隊員の尽力で本市での指名会議開催に成功したものです。出場球団は12、選手は40人。8月の始球式(交流会)を皮切りに、球団・選手間のPRと交流を経て、本市での指名会議には関係者約120人が集結し盛り上がりました。各球団が3~4人を指名した後、12~2月まで球団と選手がさらに交流を深め、2月下旬のクライマックスシリーズでは、交流結果を球団・選手が一緒になってコントの形で発表します。一番面白かったコントが優勝し、次年度クライマックスシリーズ開催地の資格を得る仕組みです。
・遊び心に満ちた実に愉快な一連のイベントですが、参加者は全員熱心で本気モード。実に多彩な人材の宝庫です。本市は3人の意欲ある選手を獲得しました。3人とも何度も本市を訪れ、さまざまな人々と交流を重ねており、いわば相思相愛。本市ですぐに起業する計画の人もいます。
・外部人財の新しいアイデアや、人のネットワークは想像以上の化学反応をもたらします。まさに人が一番の財産。そして人は楽しいことに集まるもの。あらためて痛感しました。
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