菊池人(125)～一人一人が主役になれる場所を

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■NPO法人「菊池まちづくり千年の風」理事長　芹川大毅さん
Profile：せりかわ・だいき
昭和58年2月14日生まれ。グラフィックデザイン、アートディレクションなどを行う(株)SVC代表取締役。RKK熊本放送のマスコットキャラクター「あるぽ」をデザイン。平成29年に公開された映画「うつくしいひとサバ?」(監督/行定勲　ゆきさだいさお)ではタイトルデザインと衣装部を担当した。高校時代には野球部に所属し主将を務めた。片川瀬区在住。41歳。

桜のシーズンになると菊池神社の参道に現れる約200メートルの真っ赤なカーペット。SNSで話題となり多くの人の心をつかんでいる。満開の桜とのコントラストで非日常を演出するデザイナーは、独自の視点で菊池を盛り上げようと奔走する。
暮らしや社会を豊かにする仕事をしたいと専門学校でデザインを学び、熊本市のIT企業に就職。平成23年に独立し市内に事務所を構えた。「デザイン的な考え方と手法で地域の課題を解決したかった。一度地元を離れたからこそできることがあると思ったんです」。活動を続けるうちに、まちなかの活性化を目指すNPO法人「菊池まちづくり千年の風」のメンバーに見初められ意気投合。仲間と共にまちづくりへ情熱を傾けた。
令和2年には前任者に指名され理事長に就任。コロナ禍で大幅に活動が制限される中、「活動を止めたくない」と考えついたのがレッドカーペットだった。以前、菊池で開催された映画祭で実行委員長を務めた経験から着想したという。「映画監督や出演者みたいに歩く機会はそうそうありません。菊池に来れば一人一人が主役になれる。そんな場所をつくりたいと思いました」
現在は地域の歴史文化と名産品のコラボ商品開発や宣伝に力を入れている。「今あるものを組み合わせて新しいものを生み出すのがデザイナーの醍醐味。ほんの少し工夫することで地域の魅力を上げることができることを知りました。これからも僕なりの方法で盛り上げていきたいです」

■「菊池人」希望者を募集します
新しいことに挑戦している人、伝統を受け継いでいる人など、菊池で頑張っている人を募集します。本市在住であれば自薦・他薦は問いません。詳しくは市長公室までお問い合わせください。

問い合わせ先：市長公室広報交流係
【電話】0968-25-7252