菊池人(126)～外国人との架け橋になりたい

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■せかいかいぎ　ファシリテーター　中原暁さん
〔Profile〕なかはら・あき
平成14年9月15日生まれ。県立大学英文科4年生。中学での外国語指導助手(ALT)との愉快な会話体験から英語学習に力を入れ始めた。趣味は小学2年～高校3年まで打ち込んだバレーボール。中学3年の時には県選抜に選出され、全国2位という好成績を収めた。信愛高校時代は主将を務める。「せかいかいぎ」の他にも「EnMoveいべんと」(インスタグラム「@enmove_event」)という名前で外国人との交流を目的とした異文化交流イベントを行う。広瀬区在住。21歳。

「あきちゃん、これはなんて読むの?」「これは『ひなんじょ』っていうんだよ」。ここはベトナム、フィリピン人などが交流する「せかいかいぎ」。「国籍、人種などに関係なく、一人一人は違う存在だと理解してほしい」と外国人との架け橋になるために情熱を傾ける。
中学から英語にのめり込み、大学では英文科へ進学。国際交流イベントにも顔を出し、多くの外国人と交流を深めた。一歩踏み込んで聞くと、共通する思いは日本語の上達だった。何かできないか教材探しに訪れた市立図書館で、多文化共生を担当する職員と意気投合。日本人ボランティアとして活動を始めた。翌年には外国人主体で企画・運営する「せかいかいぎ」が設立され、ファシリテーター(補助役)に就任した。
「初めは文化や言語の違いに苦労しました。でも私が英語を勉強するのと同じくらい熱心に日本語を勉強する姿を見て、もっと力になりたいと思ったんです」。イベントでは全員に役割を与えたり、相談を聞いたりするなど、信頼を得るために奔走。その甲斐あってかメンバーからは「この場所があるから日本での仕事を頑張ることができた」という声も。第3の居場所が生まれ、国籍を超えた絆が生まれている。
外国人5人と一緒に始めた「せかいかいぎ」も今では参加者が30人を超えた。「外国人が日本に溶け込もうとしている努力を知ってほしい。異文化理解を深めることで、日本人の私たちにとっても良い変化があると思います」

■「菊池人」希望者を募集します
新しいことに挑戦している人、伝統を受け継いでいる人など、菊池で頑張っている人を募集します。本市在住であれば自薦・他薦は問いません。詳しくは市長公室までお問い合わせください。

問合せ：市長公室広報交流係
【電話】0968-25-7252