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[特集]龍門地域活性化支援センター「アーティストスタジオ」学び舎がアートの拠点にー(2)

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熊本県菊池市

■アーティストファイル
国内外で活躍する7人のアーティストの創作拠点である龍門地域活性化支援センター「アーティストスタジオ」。入居者たちの作品や表現に対する思いを紹介します。(敬称略)

▽井上(いのうえ)あや
さまざまな素材をミックスした混合技法を得意としている抽象系のアート作家。にじみの魅力を存分に演出する水彩表現も得意としている。国画会最高賞、くまもと描く力大賞。
定職がなかったので、生きていくために絵を描き、英語を翻訳し、資格取得に必死になってきたという。
英検1級、全国通訳案内士の資格を持つ。今年3月まで菊池農業高校、4月から菊池高校で教鞭を執っている。

▽内田勝弘(うちだかつひろ)
自然との感応を、青を主観に明るい色彩と広がりのある空間で抽象的に表現している。「絵づくりしない」「見せ場を作らない」という、師・坂本善三(さかもとぜんぞう)の言葉を肝に銘じ、表現を制限。シンプルな造形で制作する。
自然界に存在しない正方形を構成の出発点とし、感じたことを素直に積み重ねて創作を進めている。

▽ERI
子どもの龍神をテーマに絵を描く。それぞれの絵に見た人が元気になるメッセージを込めている。
龍神が多くの人にとって身近な存在であってほしいという願いを込めて、丸くて優しい顔の龍たちのことを「龍神フレンズ」と名付けた。
龍神フレンズたちがほんの少し、見る人の幸せの手伝いをすることができればと願いながら、制作活動を続けている。

▽しまうちみか
崇城大学大学院芸術研究科修了後、龍門アーティストスタジオを拠点に活動中。近年は地方に残る民間信仰や風習に興味を持ち、自分なりに解釈して再構成するように制作している。
全国各地で個展やグループ展を多数開催。上海やアメリカでもアーティスト・イン・レジデンス(一定期間滞在しながら作品を制作)を行った。

▽つん
幼少期から自身の中に存在しているアニミズム的思考によって生まれた精神世界を段ボールや粘土、アニメーションなどで表現。「あなぐまち」は生と死との対峙。作者にとっての闇の中の一筋の光である。
今年、「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」で岡本太郎賞を受賞した。

▽アートホーリーメン/原口勉(はらぐちつとむ)
アートホーリーメン名義での活動後、原口勉としてポップxアプロプリエーションな絵画を制作。近年は台湾での個展やアートフェアへ活動領域を拡げる。
日本と西洋の史的な呼応を組み替えながら、POPであること、そして世界各地の意匠やキャラクターを取り込みながら日本から世界を俯瞰する視点で制作している。

▽星加民雄(ほしかたみお)
現代社会をリアルタイムに表現する錯視アーティスト。波動をテーマとする「躍動するトランプ-四つ葉のクローバを探せ」、「時空への扉」などが代表作。国内での発表活動に加え、フィンランドの国際展でも高い評価を得ている。
一方、錯視効果のラウンドアバウト交通システムへの応用展開にも関与し、特許を取得している。

※詳細は本紙をご参照ください。

■interview インタビュー アーティストの作品に触れてほしい
原本和江(はらもとかずえ)さん(長野)
龍門小学校跡で開催された第1・2回アートフェスティバルに参加しました。旧校舎が美術館のようになり、とても新鮮で楽しかったことを覚えています。
現在は、入居するアーティストさんの絵画教室に通ったり、うちの庭で一緒にバーベキューをしたりするなど、楽しく交流しています。
アトリエを特別に公開する「オープンスタジオ」も毎回楽しみにしていますね。菊池でアートに触れる機会は少ないと思います。ぜひ市民の皆さんにスタジオに来て、アーティストの作品を見て、知ってほしいですね。

■アーティスト7人が勢揃い!第5回 龍門オープンスタジオ 開催!
今年も入居アーティストによるオープンスタジオを開催します。当日はスリッパや上履きをご持参ください。皆さんのご来場をお待ちしています。
日時:5月18日(土)午前11時〜午後4時
場所:市龍門地域活性化支援センター(旧龍門小学校)

問い合わせ先:つん
【E-mail】info@ohisama-detekoi.com

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問い合わせ先:地域振興課
【電話】0968-25-7250

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