■菊池女子高校の国際交流 and 国際ボランティア
本校は国際力を高めるため、さまざまな活動を行っています。今回は昨年度後半から今年度までに行った活動の中から4つを紹介します。
熊本へのTSMCの進出や国際定期便就航を受け、生徒の興味関心も高まっていて、活動を通してより身近に感じることができています。
▽3月13日 台湾プロジェクトno.5
グローバルな業務展開を行っている株式会社スパークリンガル(山鹿市)から、台湾の皆さんが来校し、同世代の高校生の学校生活と文化の違いについて、交流を交えた講話が行われました。
文化の違いや選挙に対する意識の高さなど、同じアジア圏でも共感することや考えさせられる部分もありました。
講話では、中国語の発音レッスンや台湾クイズなどもあり、最後は不織布で作る台湾提灯を全校生徒で制作しました。完成した100個以上の提灯は今後のイベントで使用していく予定です。
▽3月16日 韓国の皆さんをおもてなし
市の友好都市・韓国全州(チョンジュ)市から来菊し、きくち桜マラソンに参加した皆さんと校内交流会を菊池市国際交流協会からの依頼で開催しました。
バトン部や郷土芸能部、茶道お点前、卒業生の荒巻(あらまき)こはるさんによる和太鼓演奏、韓国語スキットを披露。その後、国際交流協会の会長で合志製菓(立町)の合志和洋(ごうしかずひろ)さん指導の下、一緒に和菓子を作りました。
▽4月14日 国際交流スポーツ大会
市在住の外国人が主体となって企画・運営している団体「せかいかいぎ」の主催で、国際交流スポーツ大会が本校で行われました(関連24ページ)。
市在住の外国人、地域の皆さん、生徒混合の1チーム10人制のチームを結成。自己紹介と準備運動後、ドッジボールや綱引き、バスケットボールなどで汗を流しました。
チーム一丸となる姿は、国が違っても同じで、一緒に笑い、励まし合う楽しいひとときとなりました。
▽4月20日 台湾地震支援金募金活動
熊本市の下通りアーケードで行われた台湾東部沖地震支援募金活動に参加しました。
熊本地震や熊本豪雨災害の際には、台湾から熊本へたくさんの支援がありました。その恩返しをしたいという思いも込めて、台熊友好会や関係者の皆さんと寄付を呼び掛けました。
◇卒業生のその後
田﨑明莉(たさきあかり)さん(R2年卒)
大学を卒業し、4月から菊池女子高校に勤務しています。高校で学んだ「幸せを呼ぶ4つの約束(挨拶・笑顔・返事・敬語)」は今の自分につながっています。この約束は簡単なようですが、人と人とをつなぐ大切な心構えということを3年間で学びました。
この心構えを持つことで、さまざまな場面で、周りの人と良い関係を築くことができました。今後は、私自身が見本となり、子どもたちに伝えていきたいと思います。
中川(なかがわ)みなみさん(R2年卒)
4月から、全日本空輸株式会社(ANA)のCAとして勤務しています。高校では、先生の協力の下、英語力を上げる努力を積み重ねました。校長先生の「自分の力を信じて大きな夢や憧れを持ち続けてください」という言葉は、今も心の支えとなっています。
大学在学中も先生たちの応援が、背中を力強く押してくれました。CAとして細やかな心遣いで、国内外のお客さまに快適で思い出に残る空の旅をお届けしたいです。
問い合わせ先:菊池女子高校
【電話】0968-25-3032
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